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ホリス治療院

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冷え取り健康法~半身浴の入り方

栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

冷え取り健康法~半身浴の入り方~

もしも、あなたが、

  • 便秘薬を常用している・・・
  • 冬でもアイス等の冷たい飲食物をよく食べている・・・
  • 肩こり、腰痛や生理痛など痛みがある・・・
  • 慢性病を患っている・・・
  • 手術したことがある・・・
  • 花粉症、アトピー性皮膚炎、ぜんそく等々のアレルギー性疾患がある・・・

などを当てはまる項目があるなら、「 冷え 」を持っているかもしれません。

 

現代は、夏はクーラーで身体を冷やし、冷蔵庫の普及により、冬でも冷たい飲み物やアイスなどを食べ、ミニスカートをはいたりと身体を冷やすことが多い生活環境となっています。

そのため、冷え性の方が大変多くなっています。

また自分が冷え性だと感じていなくても冷えによって、病気になったり、不快な症状に悩んだりしている人がいます。

 

そこで、冷え取り健康法である、「 半身浴 」をご紹介いたします。

半身浴とは・・・

お風呂で、みぞおちから下だけつかる入浴法が半身浴です。

下半身の血液を温めることで、全身の血液循環を活発にし、さらには、身体の各機能が本来持つ働きを促進、回復させるという優れた効果を持っています。

しかも、上半身を出していることにより、心臓や肺などの内臓に負担をかけず、長湯も大丈夫です。

そして、人間の平熱に近いぬるめの湯で、汗が出るまで、約20分間リラックスして、つかるだけです。

まずはバスルームを温めて

上半身がでるので、冬は寒いと思う人は、熱いお湯を壁や床にうって、バスルームを温めてください。

※室温は、22度以上に。お湯とのバランスのよい温度です。

 

なぜ、ぬるめなの?

★ 温度がポイントです♪ ★

38度から40度程度のお湯に設定して下さい。

42度以上の厚いお湯のほうが、断然、身体が温まりそうな気がしますが、実は逆効果です。

人間の身体は生理的に、常に36度前後の平熱を保つように作用しています。

平熱に比べてお湯の温度があまりにも熱いと、身体が熱を伝えないようにバリアーを張ってしまいます。

しかも、血圧が最初の2分間で、50近くも上がることもあり、事故にもなりかねません。

身体の機能を鎮める副交感神経を優位にし、リラックス効果を得る意味でも刺激は少なく、かつ温まるこの温度を必ず守って下さい。

キチンと計って、適温をキープしましょう。

上半身はダメ! お風呂前は、下半身のかかり湯

下半身だけお湯につかる半身浴。

上半身を濡らすと、肌から気化熱が奪われて、冷えることがあります。

肩や胸のかかり湯は避けて、下半身を軽く長す程度にしましょう。

※寒い人は、最初、Tシャツなどを着てもOK♪

じんわり身体の芯から、温まる20分間

最初は、肌寒さを感じても5分過ぎ、10分過ぎると、身体が温まってきます。

15分を過ぎる頃には、肌にほんのり赤みがさし、汗が浮かび始めたら、身体が芯まで温まったという合図です。

ここまでが約20分ですが、冬場など温まりにくいので時間を少し延ばしましょう。

また、20分と時間が長いので、風呂椅子をお湯の中に沈めて座るなど、工夫して、リラックスして下さい。

ちなみに汗が出ると代謝が活発化しますので、途中水を飲むのも大歓迎です。

ただし、お酒、食べ物は厳禁です。

湯冷めに注意!

汗をたっぷりかいた後は、毛穴が十分に開き、老廃物が浮き上がっている状態ですから、軽く流す程度でも汚れは綺麗に落ちます。

洗い過ぎは、肌をかさつかせたり、傷めたりします。

湯冷めしないうちに、ササッとスピーディーに洗って下さい。

その後は、そのまま上がってもいいし、もう一度半身浴をしても全身浴をしても結構です。

お風呂上りは、着込んでリラックス

お風呂上りの身体は、熱のかたまり状態です。

湯冷めしないために、得に冬場は、すぐにたっぷり着込んで眠りたい所ですが、熱が過度にこもると眠れないことがあります。

熱が少しさめたら、汗をよくふき取り、ベッドに入れば、ほどよい温かさで、心地よい眠りにつけるでしょう。

また長時間薄着でいたり、汗をそのままにしていると、かえって身体を冷やしてしまいますので、注意して下さい。

最後に

東洋医学(鍼灸治療)では、病気の原因には、外因と内因とがあると考えます。

外因とは、周りの環境による刺激(ストレス)等のことです。

これを大きく分けると、いくつかに分かれます。

例えば、パソコンを続けてやり過ぎて(原因)、目や肩が痛む(発症)ときや、食べ過ぎて、腹痛や下痢をしたり、車の運転を長時間して、腰が疲れるなどの生活素因で起こるもの。

そして季節の変わり目で、急に寒くなり、ぎっくり腰なったなどの自然環境の刺激(ストレス)があります。

 

内因とは、遺伝等の先天的素因、悪い生活習慣による後天的失調や精神的素因のことです。

悪い生活習慣胃は、暴飲、暴食、偏食等の飲食の不摂生や、労働条件、生活環境、運動不足、分娩異常などの様々な原因があります。

 

「 外因は、内因を通じてはじめて発現する! 」

 

と言います。

つまり、身体の内的環境がバランスを崩している(内因)と、外的刺激(ストレス、外因)に非常に弱くなります。

風邪をひいたり、アレルギー性疾患がでたり、痛みが出たりと色々な症状を引き起こします。

そこで、身体の内的環境を整えていくと、病気の治療にも、予防にもなると言うわけです。

 

この「 冷え 」について言えば、身体の内的環境の整っている状態は、

「 頭寒足熱 」の状態です。

冷えは、その逆で、頭はのぼせ、足は冷えている状態です。

 

つまり、「 上実下虚 」と言って、上半身と下半身のアンバランスな状態です。

いろいろな原因がありますが、一般的には、

  • 冷たい飲食物
  • 運動不足(頭を使い、足はあまり使わない)
  • 服装(ミニスカートや服の化繊素材など)
  • 食事のアンバランス
  • クーラー等々

これらが、積み重なって冷えなどの症状が出てきます。

 

「 冷え 」は、その人の弱いところから入りますので、治療としては、弱っているところを見つけ、鍼灸、カイロプラクティックや温熱療法を使って補います。

 

しかし、日常生活で無理を重ねていると、治療と悪化の繰り返しで効果の出るまでに時間のかかることがあります。

反対に、今までの習慣で役に立っていないところを変えるように気をつけて生活して頂くと効果が早く出てきます。

 

また、良い生活習慣は、より健康な身体を手に入れる早道になります。

 

この「 半身浴 」は、自宅で簡単にできますので、試してみて下さい。

1ヶ月くらい続けますと、身体の変化が分かると思います。

特に症状のある方は、なるべく最初は、集中的に続けてみて下さい。

追伸「頭寒足熱 腹六分 心を丸く 穏やかに」

進藤義晴先生直伝のお弟子さんより、アドバイスを頂きました。

 

「頭寒足熱 腹六分 心を丸く 穏やかに」

 

と進藤義晴先生は、よくおっしゃっていたそうです。

 

 

そして、半身浴の入り方で、

 

「手をどうするか?お湯につけるか?つけないか?」

 

とそのお弟子さんから、私に質問されました。

 

実は、「冷え」と「冷え性」の違いをあまり多くの方が意識しないで、様々なところで、書いたり話したりしているようで、残念な記事を目にすることがあります。

 

「頭寒足熱」

つまり、

「上実下虚」の頭に気(血)が上った状態を下に下げ、充実させるのが、

「冷え取り」の真髄なんですよね。

 

ですから、半身浴中は、身体の上にある

「 手はお湯につけない! 」

とご指導を頂きました。

 

身体、健康や病気に対する本質をこれからもしっかり伝えたいと再確認できた、

私にとって宝物の会話でしたので、追記させて頂きます。

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