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ホリス治療院

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ヘルニアの痛み、しびれの鍼灸治療方針

栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

ヘルニアによる痛み、しびれの鍼灸治療方針

  • ヘルニアと診断されているが、手術をしたくない人。
  • 夜も眠れないような激痛から、1日でも早く解放されたい人。
  • 3ヶ月以上の痛みやしびれで悩んでいる人。
  • 薬を飲みたくない人。

などなど、「 ヘルニアだから・・・」と、あきらめる前に、ご相談下さい。

以下、少し長くなりますが、「 椎間板ヘルニア 」の真実をお読みください。

椎間板って何?

椎間板は、椎骨(背骨の骨)と椎骨の間に挟まっていて、丈夫な繊維状輪状軟骨でできています。
椎間板の内部中央には髄核と呼ばれるゼリー状の物質がつまっています。このゼリーも軟骨の一種ですが、周りを繊維状輪状軟骨でしっかり守られています。

椎間板の働きは?

椎間板は、椎骨(背骨の骨)と椎骨の間にあり、クッションの役目をしています。

そして、椎間孔(椎骨と椎骨の間から出ている神経の通り穴)も守っています。

椎間板ヘルニアにかかる負担

例えば、体重50kgの人が立った状態で、前屈して10kgの荷物を持ち上げようとすると、腰の椎間板には、144kgの圧力がかかります。

このように椎間板にはものすごい力がかかります。この力によって、椎間板の内部にあるゼリー状の髄核が、周りの繊維輪状軟骨を突き破って、外に押し出された状態がヘルニアです。

 

実は、この椎間板ヘルニアは、急激に起こるものと徐々に起こるものがあります。

1.急激に起こる椎間板ヘルニア
急激に起こる椎間板ヘルニアは、椎間板にかかる圧力が一気に増し、あたかも破裂したように、内部のゼリー状の髄核が外に押し出されてしまったヘルニアです。
ぎっくり腰のように、急激に痛みがでて、そのまま救急車で運ばれてしまうこともあります。

 

2.徐々に起こる椎間板ヘルニア
椎間板の繊維状輪状軟骨は、あたかもバームクーヘンのように、または木の年輪のように輪状に強化されています。

徐々に起こる椎間板ヘルニアは、この繊維状輪状軟骨が弱っていたり、ヒビが入ってしまい、あたかも漏れ出すように、ゼリー状の髄核が外に押し出されているヘルニアです。

椎間板ヘルニアの何が問題なの?

椎間板ヘルニアのゼリー状の髄核が外に押し出された状態が問題なのではなく、髄核が脊髄神経を圧迫することが問題なのです。

背骨の骨には、頸椎(首の骨)が7個、胸椎(胸の骨)が12個、腰椎(腰の骨)が5個の合計24個あります。
また骨盤に仙椎が5個、そして尾椎があります。

その骨と骨の間から脊髄神経がでています。

椎間板ヘルニアが起こりやすい部位は?

腰の椎間板ヘルニアは、ほとんどが腰椎(腰の骨)の上から4番目と5番目の間にある椎間板で起こります。

その次に、腰の一番下と仙椎(骨盤)の間でおこる椎間板ヘルニアです。

首の椎間板ヘルニアは、頸椎(首の骨)の上から5番目と6番目の間、
6番目と7番目の間が多いとされています。

椎間板ヘルニアによる症状は?

椎間板ヘルニアがある部位周辺に

  • 突然の激烈な痛み。
  • いても立ってもいられないような痛み。
  • 夜などじっとしていても激痛がある。

椎間板ヘルニアが圧迫している神経にそって、

  • ピリピリする痛み。(腰ならお尻から足の後ろ側。首なら腕、手や指)
  • しびれる。(腰椎ヘルニアなら足、頸椎ヘルニアなら腕、手や指)

そして、悪化すると、

  • 排尿、排便障害がでる。
  • 激しい痛みで鎮座剤が効かない。
  • 椎間板ヘルニアが圧迫している部位が麻痺する。
  • (腰椎ヘルニアなら足、頸椎ヘルニアなら手や半身)

などが椎間板ヘルニアの症状です。

一般的には・・・

腰の椎間板ヘルニアで起こりやすい、腰椎の上から4番目と5番目の間から腰や足を支配する坐骨神経や陰部神経などがでています。

しかも他の部分よりも神経が太いため、ヘルニア(外に押し出されたゼリー状の髄核)が神経を圧迫するために、痛み(坐骨神経痛)や足のしびれを引き起こすと信じられてきました。

しかし、実は・・・

椎間板ヘルニアの真実

海外の大規模調査によると、痛みや他の症状のない健康的な生活をおくっている40歳上の人々の40%に椎間板ヘルニアが発見されたのです。

この調査は、

痛み(頸部痛や腰痛)、手足の痛みやしびれなどのあなたのつらい症状は・・・

  • 椎間板ヘルニアの神経圧迫が原因ではない!

ということを示唆しています。

椎間板ヘルニアの大規模研究

イタリアのローマ大学放射線医学部によって、2年間行われた大規模調査を紹介します。

それは、ローマ大学病院を受診した腰痛、または足の痛みでMRI検査を受けた978人の患者さんの無作為比較追跡調査です。

内容は、
978人の内、

  • 253人は腰椎椎間板ヘルニアと診断された。
  • 120人の内、22人(18%)は、手術療法がされ、98人(82%)は保存療法(休養、腰痛教育、手技、物理療法)が用いられた。
  • 保存療法が用いられた98人中の69人にMRIの再検査を行った。(再検査をしなかった29人は殆どが完全に症状が解消された患者さんだった)
  • この再検査した69人がこの調査対象です。

この中の43人は、受診前の1~3ヶ月間、足の痛みを経験し、26人は3ヶ月以上にわたる腰痛を経験していた。

MRI再検査の結果は・・・

69人中の4人に新たな椎間板ヘルニアが他の部位に発生していた。

残りの65人には全て保存的治療が行われた。

  • 31人(48%)には、自然的に椎間板ヘルニアの大きさに70%以上の減少があった。
  • 10人(15%)には、椎間板ヘルニアの30~70%の減少があった。
  • 19人(29%)には、とくに椎間板ヘルニアの大きさに大きな変化はなかった。
  • 5人(8%)には、椎間板ヘルニアの大きさの増大があった。

ローマ大学の研究で分かったこと

  • 腰椎椎間板ヘルニアは、基本的に手術しない保存的療法で治療すべき病気である。

椎間板ヘルニアが自然減少するメカニズムとして、

  • 吸収(椎間板の栄養補給不足に関係)
  • 脱水
  • 食細胞(免疫反応である炎症によって)

が考えられる。

椎間板ヘルニアによる痛み、しびれの“真の原因は”?

一般的に言われているように、ヘルニア(押し出されたゼリー状の髄核)が神経を圧迫しているのではなく、

  • 椎間板周囲にある神経根部の神経梢等が炎症し、痛みやしびれが引き起こされる。
  • またそれに伴う浮腫が、痛みやしびれを引き起こす。

と考えられる。

椎間板ヘルニアによる痛み、しびれの治し方

  • ヘルニアの手術が必要と言われている人。
  • 夜も眠れず、激痛が続いている人。
  • 3ヶ月以上の痛みやしびれで悩んでいる人。
  • 薬が効かない人。

などの患者さんをたくさん診てきた経験からも、紹介した研究結果には納得できます。

繰り返しますが、椎間板ヘルニアによる痛みやしびれなどは、炎症や浮腫があるからと考えられるのですが、

  • なぜ、炎症や浮腫が起きたのでしょうか?
  • なぜ、炎症や浮腫が治らないのでしょうか?

 

あなたも足首などの“ねんざ”をした経験があると思います。


“ねんざ”も炎症や浮腫から痛みがでるのですが、軽くて3日、ひどい時でも3週間くらいで腫れが引き、日常生活ができるようになったのではないでしょうか?

医学的に軟部組織の炎症や浮腫は、長くても3ヶ月で治るとされています。

しかし、3ヶ月以上、椎間板ヘルニアによる痛みやしびれで悩んでいる患者さんは、非常に多くいらっしゃいます。

この炎症や浮腫を引き起こしている要因を取り除くことように鍼灸治療を施し、

“病気のもと”を取り除くことで、あなたの奇跡的な治癒力を引き出します。

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