ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ〜”を応援する智恵・・・
2008.7.5
■ 今回のテーマ
▼△ 病気の治療方法を考える その1・・・鍼灸治療の現場から △▼
蒸し暑い日が続いている宇都宮市ですが、
朝晩、日中の気温差が激しい季節です。
“冷え”にはお気をつけて・・・![]()
さて、最近、命にかかわる重度な病気の相談が相次いでいます。
大変な苦痛、恐怖と闘いながらホリス治療院での鍼灸治療を治療方法の一環に取り入れている患者さんもいらっしゃいます。
しかし、重度な病気に罹ってしまってから対応すると大変な犠牲と労力を必要とすると実感しています。
今、このブログを読んでいる方の中にも命の綱渡りをしている方、ご家族の方もいらっしゃるかもしれません。
病気で苦しんでいる方が一日も早く病気から解放されることを祈ってやみません。
さて、普段ではとても聞けない貴重な話を伺いました。
看護師さんで、毎日“いのち”を実感している方です。
看護の現場での感じていることを記してくださいましたので、紹介します。
▽ ▽ ▽ ▽ ▽
患者さんが入院してくる。
データや症状で何となく予後や治療経過が想像できることがある。
治療効果があり、完治して退院していく人、治療行為がなくすぐ(再発して1年以内に)亡くなる人・・・。
人、それぞれである。
治療方針(治療効果なく、予後不良の場合)について決めるのは患者自身であったり、家族の人であったり、またその両方であったりするが、大抵の人は助からないとわかりつつも(10代〜50代)、数%の希望を持って、最も大変な移植治療を選択することが多い。(医師の症状説明にもよるが・・・)
移植となった場合、これまでの治療、副作用とは比較にならないほどの体験をすると言う。
ある患者さんは、移植治療を選択したことを後悔していると言い、PS(Performance Stage)が下がり、看護師の援助なしでは一人で動くこともできなくなる。
そのような状態になって
「あの時、(移植を)やめろって、言ってくれたのに・・・ごめんね」
などと言われることが多々あった。
人によって、治療選択は様々であり、移植をしても途中で
(家族が患者状況を見ていられなくなる場合がある)
DNR(Do Not Resuscitate:蘇生拒否)に変更する人(家族)もあれば、
最後までフルコースの人(家族)もいる。
人は、生きてきたように死んでいく・・・というのは、本当なんだと思うことがある。
普通の人の非日常を日常として働いており、慣れてはいけないことに慣れ、また慣れなくては働いていけない現実がある。
経験なども含め、そのような中で、患者さん、家族と医療者とのギャップが生じてくるのかな?と思う。
患者さんを支えていく上で、医師、家族にはかなわないため、せめて(他には話せないことなど)、話(グチ)を聞けたらな・・・と思う。
また、患者さんが、選択した治療をできる限りサポートしていこうと思う。
▽ ▽ ▽ ▽ ▽
書いて頂いた文章をそのまま掲載しております(感謝)
直接お話をして頂いた内容は、もっともっと壮絶なものがありました。
その話の中で、西洋医学は、病気という“敵”と闘うエネルギーが強い医療だとつくづく感じるのです。
よく医療関係者と病気予防についてお話させて頂くとズレを感じてしまうことが多々ありました。
「なんで、病気予防の大切さが分からないんだろう・・・」
と疑問に思っていましたが、何となく・・・。
西洋医学の洗礼を受けた者が、
「どんな身体観を持って患者さんとその病気に向かっているのか・・・?!」
を皆様も想像してみて下さい・・・。
「良い・悪いではなく、まずはどんな権威のある人であっても、その人の持つ身体観をイメージして知ることが重要」
だと思います。
そして、“皆様の望むこと”にそれらが役立つのか?
■皆様の望むことは何でしょうか・・・?!
先ほどの看護師さんの貴重な文章にもありましたが、患者さん本人、そのご家族、そしてドクター、看護師さんの間でかなりのギャップが生じているケースも事実としてふまえた時に、何が見えてくるでしょう?!
悲しいかな・・・関わる人は全て、それぞれが各自、それが正しい!!
として全力を尽くしているのでしょうが・・・。
身体観として、ベースとなっていることで、西洋医学の洗礼を受けた者が持つ概念として
『目に見える物や事』にこだわる傾向が強い!
と私たちは感じています。
鍼灸医学(東洋医学)では、
『目に見えないけれど動いている“働き”そのもの』
をキャッチしていくので、
わざわざ顕微鏡でウイルスや細菌を見つけてからしか対処できない・・・
とか
数字上で異常が出そろってからしか診断がつかない・・・
とかという概念はありません。
また目に見える悪い細菌や細胞を「内側の敵!!」と見なし、非常に限られた手段(投薬や手術、放射線など)で、それらを取り除いたり、死滅させたり、部品交換のようにしたり、排除し、叩く手法を主に用いる西洋医学。
そこでは、それに立ち向かい耐え抜くことこそが
“病気と闘い、勝つこと!!!”
だと思う風潮が強いと思われます。
ですので、
「患者さん本人もご家族も、気持ちをしっかり持って戦いましょう!!!」
と言われるのではないでしょうか・・・?!
鍼灸医学(東洋医学)では、昔から培われた視点の中で、予防医学が自然に組み込まれていると言われています。
しかし、今注目を浴びてきている“予防医学”ですが、
私たちが考える“予防医学”では、デイリーケアとメンテナンスケアに分けています。
■デイリーケア・・・皆様が毎日の生活の中で行うケア
■メンテナンスケア・・・鍼灸医学(東洋医学)で捉える“経絡の変動”・・・つまり、機能的な働きの変動を調節する技術体系を用いたケア
“デイリーケア”は、最低自身のために健康投資して頂きたい基本的な積み重ねのことですが、この積み重ねの上に“メンテナンスケア”が功を奏すことができるものだと考えています。
余談になりますが、皮膚感覚を重要視する私たちが、繰り返し経皮吸収で(皮膚から入って)で、悪さをすると思われるものや嗅神経に影響が強い人工香料、香水などの“質”に気を配るよう何度も申し上げているのも、“デイリーケア”の要![]()
になってくると確信しているからですネ・・・![]()
話を戻しますが、鍼灸医学(東洋医学)では、病気の治療方法を選択するときに、鍼灸医学(東洋医学)特有の考え方を持っています。
鍼灸医学では、病因(病気の原因)を
・外因・・・風、寒、暑、湿、燥、火などの自然環境など
・不内外因・・・暴飲暴食などの生活の不摂生など
・内因・・・喜・怒・哀・楽・憂・驚・思の七情など
に分けます。
例えば、“痛み”に対しても、
食べ過ぎによる胃腸障害が元になっているのか?
湿気に負けているために起こったのか?
冷えて部分的に引きつれているのか?
それとも感情の激しい変化により何かが変動したのか?
または、臓腑の病気なのか?・・・etc
に対応するアプローチは、それぞれ異なります。
決して“痛み止めの薬”のみということはありません。
それが、人間としての流動性のある“生もの”を扱う本来の姿なのかな・・・と思ってみたりします。
また病因は、“悪”という訳ではなく、身体に悪さを及ぼさなければ単なる自然環境因子で、悪くも良くもないと位置づけます。
それらが身体内部に侵入し、良くない影響を与えると“病邪”や“邪気”と呼ばれます。
そして、それらによって引き起こされる身体の異常は、経絡や筋肉のひきつれ等々の変動によって体表の皮膚上に表現され、それを察知できる人間によって、変動を修正することが可能です。
鍼灸医学(東洋医学)は本来、内治(薬・漢方薬や食養など)と外治(鍼灸治療など)の両輪で成り立っていました。
が、いずれにしても異常経絡や筋肉に対して意図的にある種の信号を送り返すことで、本来その生物が持つ対応能力を引き出し、バランスを取り戻す手伝いをしていくのです。
■身体内部のバランスが整っている状態であれば、体表を覆う(氣)も充実し、病邪や邪気の侵入を防げる![]()
![]()
と考えるのです。
医療関係者と病気予防に関して話しているとズレを感じてしまう・・・理由は?
次号につづく・・・![]()
■編集後記
もう7月ですね
今年も半分が過ぎてしまいました
皆様は今年の目標は予定通り達成できていますでしょうか?
私も後半に向けて目標設定をブラッシュアップしています。
鍼灸医学(東洋医学)の知恵のものすごさに驚きと感謝の連続の臨床の日々を送っています。
この鍼灸医学(東洋医学)の知恵が少しでも皆様のお役に立つようにこのブログも書いていきたいと思いますので、これからもよろしくお願い致します
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★ホリス治療院は、入江FT(フィンガーテスト)による鍼灸治療を中心にカイロプラクティック、モーション・コントロール(当院独自のフィジカルテラピー)を併用したホリスティック医療で皆様の健康を推進する栃木県宇都宮市にある治療院です。
