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ホリス治療院

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午前9:00〜11:30/午後3:00〜7:00
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栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

鍼灸カイロプラクティック治療院 院長ブログ
No.1~No.20

★ホルモン補充療法は危険?!・・・更年期障害とは

栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2007.8.31

No.20 今回のテーマ
▼△ ホルモン補充療法は危険?!・・・更年期障害とは △▼

こんにちは。栃木県宇都宮市・ホリス治療院です。
お盆をはさみちょっとご無沙汰しておりました。
子供たちも学校が始まり、夏休みも終わりですね。
皆様は、いかがお過ごしでしょうか?

さて、今回は、ホルモン補充療法についてのレポートを紹介します。
レポートの要約は下記に転載しますので、参考にしてください。

更年期障害・・・いやな言葉ですね。

この年代の女性の不定愁訴(様々な不快な症状)を、更年期障害で片付けてしまう傾向があり、困ってしまうことが臨床で多々あります。

更年期って言葉のイメージがネガティブなので、ホリス治療院では、この時期を第3次成長期って呼んでいます。

※幼児の時の第1次成長期、思春期の第2次成長期・・・そして、シニアに移行する第3次成長期って・・・ね(^^)

このネーミングには単なるイメージだけでなく、生命の営みやサイクルを尊重しましょう!

という意味を込めています。

以前にある婦人科の先生が、

「閉経後のホルモン補充療法は、若返りの妙薬!であるから、一生飲み続ければ良い。若さを保つには一番良い。」

とおっしゃっているのを聞きました。

第3時成長期(更年期)を過ぎ、女性ホルモン関係が少なくなると生理も止まるでしょう。

だからと言って、女性ホルモンを補充しちゃえば簡単に若返る!というのは、早計ではないでしょうか?

以前は、婦人科系のガン乳がん子宮がんetc)の発生を高める等々のリスクが言われていましたが、今回は、心血管系疾患のリスクまで上がっちゃうということです。

また、ここがポイントなんですが、骨粗しょう症の予防にホルモン補充療法を薦める先生もいらっしゃうようですが、このレポートでは、否定しています。

もう一度、書きます。

■ホルモン補充療法で、心血管系のリスクが上がる!!!

■ホルモン補充療法は骨粗しょう症には、意味がない!骨折の減少はない!

ただ、リスクだけが上がる!!!

という結果になっています。

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第3次成長期(更年期)には、今までの身体の疲れが出やすい「節目」であると思います。

この「節目」に、しっかり身体をリフレッシュ、メンテナンスしていけば、その後のシニアライフはバラ色になるでしょう。

しかし、
この「節目」に、しっかり身体を整えないで、インスタントな方法に頼ってしまうと、後で大変なことになってしまうかもしれません。

日々の臨床では、大変な経験をしている人をたくさん診ています。

30代、40代では身体の歪みも補えるだけのエネルギーがあったかもしれませんが、徐々に補えなくなってきます。

またどんなに鍛えても筋肉量は減るでしょうし、骨量も減るでしょう。
そこで、骨盤の歪みをはじめとするバランスとしなやかな身体、充実したエネルギーが必要となります。

第3時成長期(更年期)には、身体の歪み骨盤の歪みをはじめとする、身体のひずみをしっかり取る!

車で言えば、車検の時期が、第3次成長期(更年期)かもしれません。

このレポートが配信された時期に、第3次成長期(更年期)で生理不順になり、ここ数ヶ月生理がなかった方が、ホリス治療院のFT鍼灸治療で生理が来た!と患者さん数人から喜びの声を頂きました。

FT鍼灸治療は、身体の本来持っている力を最大限発揮できるように全身調整をしていきますので、たびたびこのような喜びの声を頂きます。

生理がある、ないはその方の生命サイクルが決めることですが、様々なストレスから早く生理が止まってしまう方が多いように思います。

そして、生命サイクル通りに閉経した場合、更年期の不快な症状は少なく、スムーズに快適にシニア世代へ突入できるようです。

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以下はメルマガ「Dr黒木のがんばれ生活習慣病の予防-VOL.1204」で紹介されたレポートの転載です。

■2007/08/17 (金)No.000076WHIスタディに続き

閉経後ホルモン補充療法の有用性を否定:WISDOM

エストロゲン プロゲスチン 心血管系疾患 静脈血栓症

閉経後女性に対するホルモン補充療法は心血管系イベントを、かつて考えられていたのとは逆に増加させることが、英、豪、ニュージーランド3国の共同研究であるWISDOMの結果、明らかになり、2004年に米国で報告されたWomen's Health Initiative(WHI) スタディの結果が再確認される形となった。BMJ誌のHPにて早期公開された(オンライン版 7月11日号、本誌8月4日号掲載)。閉経後平均15年経過した女性を対象

対象とされたのは50~69歳で心血管系疾患の既往がない閉経後女性。「エストロゲン+プロゲスチン群(2,196例)vs プラセボ群(2,189例)」と「エストロゲン+プロゲンスチン併用群(815例) vs エストロゲン単独群(826例)に無作為化された。エストロゲンの用量はWHIスタディと同一、またプロゲスチンはWHIスタディと同量から2倍量が用い られた。

平均年齢は62.8歳、閉経からの平均年数は15年だった。

短期間追跡にも関わらずホルモン補充療法で心血管系イベントが有意に増加

WHIスタディの結果が公表されたため、本試験は早期中止となり、追跡期間中央値は11.9ヵ月(7.1~19.6ヵ月)。このような短期間の追跡にもかかわらず心血管系イベントは「エストロゲン+プロゲスチン群」で「プラセボ群」に比べ有意に多かった( 26.9例/1,000人年 vs 0例/1,000人年、p=0.016)。同様に静脈血栓症も有意かつ著明(相対リスク:7.36、95%信頼区間:2.20−24.60)に増加していた。またホルモン補充療法による骨折の有意な減少は観察されなかった。

なお「エストロゲン単独群」では「エストロゲン+プロゲスチン併用群」に比べ、心血管系イベントと静脈血栓症が減少する傾向が見られた。

筆者らは閉経後長期間経過した女性に対するホルモン補充療法が心血管系イベントと静脈血栓症のリスクを増加させることを認める一方、より若年の更年期から開始するホルモン補充療法の有用性は否定されていないと述べている。

(宇津貴史:医学レポーター)
Vickers MR et al. Main morbidities recorded in the women's international study of long duration oestrogen after menopause (WISDOM): a randomised controlled trial of hormone replacement therapy in postmenopausal women. BMJ. 2007 Aug 4;335(7613): 239. Epub 2007 Jul 11.

出典:CareNet.com

 

■栃木県宇都宮市 鍼灸カイロプラクティック院長の編集後記

今年の猛暑は異常でしたね。この寝苦しい夜も、少しずつ秋の気配が感じられるような朝晩の風に変わりつつある栃木県宇都宮市です。

猛暑の疲れと朝晩の涼しさのためか、ここ数日は風邪寝違えぎっくり腰の方が多くいらっしゃっています。

どうぞ、ご自愛くだいさませ。

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★はり治療でアレルギーを考えると
「アレルギー性疾患は地球生命維持装置病!」

栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2007.8.8

No.19 今回のテーマ
▼△ はり治療でアレルギーを考えると「アレルギー性疾患は地球生命維持装置病!」△▼

前回は、アレルギーと一口に言っても表現のされ方は多種多様である!
アレルギーには、花粉症アトピー性皮膚炎喘息等々の“外向性”とわかりにくい“内向性”があることを考えました。

特に内向性は、“隠れアレルギー”と呼ばれることもあります。

以上が復習です。

さて、今回は、

■アレルギー性疾患は地球維持装置病!!!

という視点で見た場合・・・

人は、つい苦しい症状があるときは、自分の症状と、それを創っている「敵」を他に見つけたがります。

が、繰り返し申し上げましたように、「敵」を
ウイルスや細菌にしたり・・・
スギ花粉やダニ、ハウスダストにしたり・・・
ガン細胞にしたり・・・

などして、それらを排除するための薬剤や伐採、手術などの武器をたくさんそろえるのが、大好きな側面を持ちます。

前々回、前回と牛乳を例に出しましたが、武器を用意して排除したりするだけでなく、人は自分にとって良さそうなものを、摂り始めようとします。

そして、最近では、サプリメントを活用する人が増えてきましたし、今まで摂りすぎていたものを『引き算』するという視点も根付いていこうとしています。

が、あくまでも、“自分のことだけ”を考えた視点であることは、まだまだ同じです。

自分にとって・・・

と考えるときに、少しだけでも牛のお母さんや子牛のことを考えたでしょうか・・・???

逆にそこを考えたら、おのずと道が見つかりそうですが・・・。

やはり、お互いの生命のおすそ分けを頂くのですから、生命そのものを“食”や“原料”とのよりよい形での共存を考えるきっかけになったら良いのだけれどなぁ~と感じてしまいます。

次に、身体の解毒システムや免疫システムをまとめていきますが、本来の東洋医学の源流になるものは、漢方薬をニュードラックのように自分さえ良くなれば・・・ということを主眼にして扱うことではなく、

また経絡を捉える鍼灸医学(東洋学)も、

ただ身体に良さそう・・・

仕事のための体調管理の一環で・・・

という範疇を超えて、より良い形での共存、豊かさから視た選択でありたいと考えています。

そのために、自分自身や社会が身につけた習慣の中に、歪みがあるからこそ、現実の症状が現れていることを素直に受け止めることをベースに持つと良いのではないでしょうか?

「敵」を外部につくって戦いを続けるのって、疲れるし、大変です。

■習慣を変える

ただ、それだけでも身体は活力を取り戻せますヨ♪

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★免疫のコップ

さて、アレルギー素地をつくってきた自分自身の習慣を変える・・・

ということに関しては、さらに様々な角度からアプローチできると思いますが、今回の最後に免疫のコップの話と、それを今一番邪魔している“現代ならでは”のポイントを書いていきますので、参考にしてみてください。

スギ花粉症をたとえにしましょう。

私たちの身体には免疫のコップがあります。

この免疫のコップにスギ花粉が入ってきます。

徐々にコップにスギ花粉が溜まっていきます。
ついに、そのコップからスギ花粉があふれ出してしまいました。

このあふれ出た状態がスギ花粉症を発症した状態です。

このコップにはスギ花粉も入りますし、ダニやハウスダストも入ります。

たまたまコップからあふれ出たもの(アレルゲン)がスギ花粉であったり、ダニであったりするわけです。

免疫のコップ

ここで重要なポイントがあります。

それは、人間の身体には解毒システムがあるってことです。

この免疫のコップを例にしますと、コップに排水ポンプがあるような感じでしょうか?

ホリス治療院のFT鍼灸治療では、経絡を整えていきます。
経絡の概念を書き始めると難しくなってしまいますが、経絡は、この解毒システムを上手に作動させる、そして制御するコンピューターシステムのような働きでしょうか?

※さながら経絡は解毒システムだけなく、身体のあらゆる制御システムとも言うべきホメオスタシス(恒常性維持機能)の働きを制御するコンピューターのようです。

ちょっと脱線しましたが、排水ポンプがうまく作動していれば、コップからあふれ出ることはありません。

しかし、現代ならではの産物である、有害な化学物質は、この排水ポンプを詰まらせてしまうようなイメージを持っています。

排水ポンプを詰まらせなければ、アレルギー性疾患は上手くコントロールできるものになっていきます。

物事に順番があるとすれば、有害物質を体内に入れないことが、アレルギー性疾患治療の最優先です。

有害物質とは、人間の身体に有害なだけでなく、地球環境、生態系への影響もあるものもありますので、より良い形での共存を目指した視点で、不快な症状を遠ざける道を選択したいものです。
有害物質については、

はり治療で、経皮毒を考える 前編

「はり治療で、経皮毒を考える 後編」

を参照にして下さいネ。

 

アレルギー性疾患は、地球の悲鳴! 

だから「地球生命維持装置病」と呼んでいるのです。

つまり、地球にも優しい生活が大切なんですネ。

 

■栃木県宇都宮市 鍼灸カイロプラクティック院長の編集後記

もうすぐお盆休み。
皆様は、どんな計画ですか。

ホリス治療院は、8月9日(木)、10日(金)、21日(火)と夏休みを頂きます。

お盆期間中は平常通り、診療致します。

さて、不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション:DVDを購入し、見ました。
映画館で見損ねてしまいましたので、このDVD版はうれしかったです。

しかも繰り返し見れるので、助かります。

今、この地球温暖化警鐘の反論本が出ているようです。

これだけの事実、数字があがっていても反論はあるんですね。

こうなると感性の問題でしょうか?

どうぞ、ご自愛くださいませ。

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★はり治療でアレルギーを考えると
「アレルギーの範囲は案外広い!」

栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2007.8.2

No.18 今回のテーマ
▼△ はり治療でアレルギーを考えると「アレルギーの範囲は案外広い!」 △▼

前回、「はり治療から食養・食育を考える 牛乳編」

で、牛乳と乳製品について考えてみました。

当ホリス治療院でも、ここ10年間、目立って増えている、アレルギー疾患花粉症アトピー性皮膚炎喘息・・・etc)ですが、他の様々な不快な症状のベースとして、アレルギー素地があることを臨床の現場から感じています。

日常、何気なくやっていることの中に・・・、

身体が身につけてしまっている“習慣”が影を潜めています。

 

近年、アレルギー性疾患は増加の著しい病気です。
毎年2月から5月くらいまでは、テレビ等々の天気予報でも「杉花粉情報」を取り扱うようになり、何年が過ぎているでしょうか?

しかし、

「スギが原因だから伐採!!!」

と叫ぶ人間側の視点の狭さが、本来、共存できるはずだった、伝統あるスギの大木の命まで奪ってしまうことにもなりかねない危険にさらされているようです。

今回は、“アレルギー”というものの範囲をもっと広い視野から捉えていきます。

 

■病気や不快症状は身体からのメッセージ

これをキーワードに、普段、気づかなかった宇宙や心のメッセージを身体を通して、受け取っていましょう!!!

さて、私たちは、約20年かけて、4世代のご家庭と臨床の現場で向き合ってきました。
まず、平たく言ってアレルギーに関してだけ焦点をあててみても

例えば、その影響は、年齢が下がれば下がるヒドイ状態です。
少し前までは、新生児の脂漏性湿疹は、すぐ良くなるもので、病気と言えないものでした。
それが、脂漏性湿疹からアトピー性皮膚炎となるようになりました。
そのアトピー性皮膚炎も小学校になれば治ると考えられていました。
が、小学生になると皮膚症状は改善されたのに、今度は喘息の発作を出す子供が多くなりました。
表に出てくる症状が一時治まっても、型を変えて出てくる症状を、“アレルギーマーチ”とお医者さんたちは呼んでいます。

冒頭でも述べたように、ここ十数年の臨床の現場からみても現在はさらに悪化難治傾向にあります。

アトピー性皮膚炎は小学生になる頃に治るどころか、悪化し、喘息様発作も併発! 

薬を服用しながら成長していき、
受験期に悪化! 
社会人になり悪化! 
環境の変化というプレッシャーのもとにまた、悪化!

というように改善せず悪化の一途です。
現代医学にとって、アレルギー性疾患は、いまだ出口の見えない迷路にとどまっていると言っても過言ではありません。

牛乳、乳製品については、国をあげて広告、宣伝をしているので、安易に信じやすいので、前回特別に取り上げてみました。

個人的な量や牛乳そのものの質(例えば、牛のお母さんが食べている草や農薬、おかれている環境・どのくらいおきに無理に任させられているのか(^^;etc)とか、

病気予防と称した抗生剤の残留等々に関しても、普通は何も考えず、多量に摂取し、

アレルギー素地として関係が深かったので、取り上げた理由です。

一度、何かと向き合うことで、見えることはたくさんあります。—————————————————————————————————

まず、第1には、今回のテーマである

■アレルギーの範囲の広さ!

後から表にまとめています。

症状から見た場合、

★アレルギー症状には、“外向性”と“内向性”がある!!!

このことをもっと多くの方に知ってほしいと思います。

特に“内向性”は、他から見てわかりにくく、性格さえも捻じ曲げていく可能性があります。

そして第2には、

★常識とされているものの中に潜む企業利益、国の利益優先の歪み!

ですね。

誰が悪いとか言うよりは、過去誰かが

「とりあえずくっつけた理屈」

も時代によって、変化していくことを受け入れることが必要なのではないでしょうか?—————————————————————————————————

■アレルギーの症状
①消化器系
反復性の嘔吐(嘔乳)・下痢、発育不良、腹痛、周期性嘔吐症、習慣性の便秘・下痢
②皮膚系
アトピー性皮膚炎、慢性じんま疹、慢性湿疹、皮膚掻痒症、主婦手湿疹
③呼吸器系
アレルギー性気管支炎(喘息様気管支炎)、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、反復性扁桃炎、中耳炎
④眼
アレルギー性結膜炎、アレルギー性眼周囲炎
⑤全身性
アレルギー性緊張・弛緩症候群(下記参照)

子供

■アレルギー性緊張・弛緩症候群

★緊張症状(異常興奮型)
・じっとしていられない
・イタズラする
・不器用
・落ち着きがない
・怒りっぽい、イライラする
・キレる

★弛緩症状(慢性疲労型)
・朝起きづらい
・倦怠感、疲れやすい
・無気力、のろま
・活気がない
・立ちくらみ、めまい
・車酔い

※集中力がなく→学業成績の低下→不登校
倦怠感等々で学校に行きたくない!→不登校

というように不登校(学校に行きたくない)というお子様で身体を拝見しますと、表面上は症状はなくてもアレルギー反応が強い患者さん(お子様)がいらっしゃいます。

子供は表現が未熟なのに加え、小さいときからアレルギー素因があり、元気がないと身体の異常に気づきにくい傾向がありますので、注意が必要です。

■アレルギー性疾患は地球維持装置病!!!

という視点で見た場合・・・

は、次回のお楽しみに・・・—————————————————————————————————

■栃木県宇都宮市 鍼灸カイロプラクティック院長の編集後記

8月に入りました~(^^)
梅雨もようやくあけたと思ったら、暑い、暑い・・・しかも湿気がかなりあり、不快指数が高い栃木県宇都宮市です。
クーラーのない我が家は寝つきにくい・・・(^^;

患者さんも梅雨の時期のような“湿熱”に侵されている方が多く来院されています。
例えば、神経痛のような・・・。

胃腸の疲れにお気をつけて・・・。

さて、先日は米国UCLAの教授であり、免疫の世界的権威のマンドー・ゴーナム博士が来日され、お会いしてきました。
米国での研修以来で懐かしかったです。

そこで、ゴーナム博士がガン撲滅ファンドで新しく1億円の枠を頂いたという話をされていました。

研究・開発を助成するファンドもあるんですね。

日本では国の補助に頼ったひ弱な研究が多いのですが、医学研究のためのファンド!!!

日本でも普及して、鍼灸医学(東洋医学)の研究が進みますように・・・!!!

どうぞ、ご自愛ください。そして、素敵な夏をお楽しみくださーい♪
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ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2007.7.26

No.17 今回のテーマ
▼△ はり治療から食養・食育を考える 牛乳編 △▼

こんにちは(^^)
栃木県宇都宮市にあるホリス治療院です。

今年は猛暑の予測が大幅に変更され、天候不順な涼しい夏になりそうですね。
野菜やお米の成長がきになりますが、よい夏になりますように・・・。

さて、今回のテーマは、食養・食育 その1—牛乳について本編始まりデース。

 

■自分の中に“ものさし”を作りましょう!

 

健康に関心のある人が増え、また自分はどう死にたいのか…!

を考える人が増え(!?)、世の中に、色々な情報があふれています。

「○○が健康に良い!」

「△△が目に効く」

等の話題から、医療現場での二極化された情報に至るまで、テレビ、ラジオ、インターネット、雑誌、口コミ...と嫌という程、情報を集めることが出来ます。

これは、とてもよい反面、多くの場合は戸惑いとなり、結局、訳がわからず、ウロウロしてしまう事も多々あるようです。

医療の世界に限った事ではなく、どの分野においてもそういった現象が起きている…と言われているようです。

 

最近、読んだ本に、面白い事が書いてありました。(以下抜粋します)

“『信じること』と『信頼』は違うということについて説明しましょう。『信頼』は理解に基づき『信じること』は解釈に基づいています。人が何かを信じるとき、それは、そのものを知らないからです。『月や太陽があることを信じる』と誰が言うでしょう。自明のこと、人が自分の体験から知っていることは「信じる」必要がないのです。そして、知らないもの、確かでないものに依存しようとするとき、『信仰』が生まれます。”

 

この文章から連想される事は、日常の中にも色々あるかと思います。
健康な時には、病気や、自分の身体と自然界との関わりについて、考えることはなかなかありません。

また、学校教育の中においても、そのような機会は少ないようです。
ですから、自分や家族が病気になって初めて直面し、慌ててしまうのではないでしょうか?

闇雲に覚え、信じてしまう…という事は誰もが沢山やってきた事と思いますが、理由や、得ている結果はどうなのか?
ありのままを見ていきたいものです。
そうして得た“自分の中の見えないものさし”が、この情報過多時代を乗りきる知恵になってくれる事を切に願うこの頃です。

今回は、【牛乳】について考えてみます。「牛乳信仰」とも言うべき現状は根強く浸透しているようです。自分や特に小さい子供達にとっての適量を再確認しましょう。

 

①「牛乳は吸収が良い」・「カルシューム等の栄養が豊富だ」

このことは、本当でしょうか?

厚生省の国民栄養調査によると1950年では、日本人一人の一日カルシューム摂取量は、27mgで、1970年では530mgに増えているそうです。
ちょうど牛乳の消費量と比例関係にあるようです。
しかし、厚生省の患者調査によると1965年の10万人対して骨折する人は、75人であったのが、1993年には、122人に増加しています。
骨折する人が実に約1・6倍になっています。

このことから、牛乳を飲むことにより、カルシュームは吸収しているのか、
また、この牛乳カルシュームで骨が丈夫になっているのか、疑問に思うのが自然です。

このことからも牛乳からのカルシューム吸収は、非常に悪いことが想像できます。

また、牛乳の処理、質の問題があります。
日本の牛乳・乳製品の約90%は、超高温熱処理法によって処理されています。
この超高温熱処理法で処理すると、乳酸菌等の有益な菌は死滅してしまい、有害菌の大腸菌等を抑える効果がなくなります。
その上、カルシュームが結晶化してしまうので体内に吸収されにくくなってしまいます。

人間の血中カルシューム濃度は、9~11mg/リットルで一定を保たれています。
牛乳を飲むと一時的にこの血中カルシューム濃度はあがります。
一定を保つためには、腎臓から吸収されすぎたカルシュームを排出しなければなりません。
その時に、マグネシュームも亜鉛も鉄も他のミネラルもいっしょに排出されてしまいます。
かえって栄養の流出につながる訳です。
急にカルシューム濃度を高くすると、反動で余分なカルシュームとともに必要なカルシュームや他の栄養素まで排出してしまいます

つまり、骨を強くしようとして、牛乳を飲んでいたのが、本当は、骨がスカスカになる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を引き起こしていたとも言えます。

牛

牛は、1,2年で大人と同じように成長します。
人間は、15~20年かけてゆっくり成長します。
牛乳には、早く成長させるために、たくさんの栄養が入っています。
人間には余分な成分といえます。
人間に多量の余分な成分が入っても消化不良をおこし、体外へ排出してしまうだけです。
そのために肝臓や腎臓に負担がかかってしまい、かえって身体をこわしてしまう原因になります。

また、米国の栄養学の本の中には、牛乳や乳製品からのカルシュームは、30%くらいしか吸収されないとするものもあるようです。
今、アメリカでは多くの小児科医は、子供たちに低脂肪のスキムミルクさえ1日コップ1杯以上は飲ませないほうがいいといっているようです。

 

②日本人は、農耕民族であり、牛乳を常食していませんでした

この50年くらいで急に常食するようになったのです。
人間の身体は、急に変化しません。
牛乳には、乳糖という物質が入っています。
この乳糖は、腸粘膜内で乳糖分解酵素によって分解され、腸から吸収されます。
日本人の75%の人がこの乳糖分解酵素を十分に持っていません。
古来より牛乳、乳製品を取っていた放牧民族とは違うようです。(放牧民族も今の日本人のように毎日牛乳を取ってはいなかったようですが。)

この乳糖分解酵素が十分でないと、牛乳を飲んだときに下痢をしたり、お腹が張ったりします。

また、腸の働きが弱り、便秘になったりします。
そして、牛乳に含まれているビタミン、カルシューム等、様々な栄養素とともに、腸内に含まれている栄養素も便として体外へ排出してしまいます。

現代日本人は、「栄養過多の栄養失調である」と常々言っています。

つまり、動物性蛋白等は余分に取りすぎており、ビタミン・ミネラル等の微量栄養素が欠乏する傾向にあるようです。牛乳はこの傾向を増長する食品と言えそうです。
その結果、身体の不調をきたし、様々な病気を引き起こします。
この傾向は、若年化しています。
30代で脳血管障害や心筋梗塞等の動脈硬化による病気になる人が増えています。
また、肥満等が由来する病気も小学生からみられるようです。

 

③特に強調しておきたいのが、牛乳アレルギーの問題です。

牛乳の蛋白質は、胃腸内で加水分解され、ポリペプチドを経てアミノ酸にまで分解されて吸収されます。
が、人によっては、アミノ酸になる前の段階で吸収されることがあり、それが腸管を通り抜けて、 血液中に入ります。

特に腸管が十分に発達していない小児に起こりやすいのです。

このようにして吸収された牛乳蛋白は、異種蛋白として抗原となり、拒否反応を起こします。これが、牛乳アレルギーです。

 

また、牛乳にはたくさんの蛋白質が含まれますから、ヒスタミン等のいろいろな毒物も出来るわけです。
鼻づまり喘息アトピー性皮膚炎潰瘍性大腸炎等を起こすアレルギー体質を子供の時から作ってしまいます。

 

● 栃木県宇都宮市 鍼灸カイロプラクティック院長のまとめ


●乳製品や卵はアレルギー疾患の素因をつくる!!!
食べ物が豊富にある国の子供に、他の豊富な動物蛋白とともに、牛乳が身体によいからとたくさん飲ませるのは間違っています。

最近の研究発表の中には、乳糖は白内障と関係が深いとか、乳蛋白は関節炎とか呼吸器系の病気をつくりやすい等々があり、最近の米国の学者たちは牛乳・乳製品をむしろとらないようにすすめています。

「牛乳信仰」の危険性が認識できたかと思いますが、日々繰り返される牛乳賛美の報道やコマーシャルに惑わされないようにするには、自分の体験が必要です。

是非、3~4ヶ月間、『牛乳・乳製品断ち』をしてみて下さい。必ず結果がでます。
その上で、体調をみながら嗜好品として牛乳・乳製品を楽しむのがベターなのではないでしょうか。

また、緑黄色野菜では、ブロッコリー、ほうれん草等は乳製品よりカルシュームの吸収がよいという研究発表もあります。
小魚、海藻類にもたくさんカルシュームがはいっていますが、吸収が悪いといわれます。
しっかりかんで食べ、吸収されるようにしたいものです。

 

■栃木県宇都宮市 鍼灸カイロプラクティック院長の編集後記

ホリス治療院の金井進です。
今回のテーマ「はり治療から食養・食育を考える 牛乳編」はいかがだったでしょうか?

補足していきますと、私たちが「牛乳断ち」を勧めるようになったのは、この鍼灸の仕事を志してからすぐに諸先輩方に教わってからです。
ホリス治療院を開業してからもずっと、この「牛乳断ち」の指導をさせて頂いております。

特に、アレルギー疾患(小児喘息、アトピー性皮膚炎etc)の乳幼児の患者さんには、しっかりやって頂いております。

また、疳の虫の強い子多動的傾向のあるお子様で、「隠れアレルギー」の反応がある場合も同じように徹底して頂きます。

この「牛乳断ち」も臨床の中から確信を持っている食養・食育指導の1つです。
これからも臨床経験から導き出した食養・食育を提案していきます。
お楽しみに・・・

さて、こんなニュースが流れてきました。

(朝日新聞) 2007年7月24日(火)11:58

04年にインフルエンザ治療薬「タミフル」の服用後、異常行動を起こして死亡した男子高校生(当時17)の遺族が、厚生労働省所管の独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」(東京都)を相手取り、因果関係を認められずに精神的苦痛を受けたとして、慰謝料100万円の支払いを求める民事訴訟を、岐阜地裁高山支部に近く起こすことが24日わかった。

 

★栃木県宇都宮市 鍼灸カイロプラクティック院長のコメント
亡くなった方のご冥福とタミフルの被害にあった方とそのご家族が一日も早く癒されることを願っています。

タミフルの事件を見聞きし、必要な薬と不必要な薬の鑑別は私たち患者側にも求められると感じます。

医療者サイドからの一方的な医療ではなく、患者サイドもある程度勉強が必要ですし、医療者サイドも患者さんにわかりやすいような表現の勉強をするべきだと思います。

お子様の治療をさせて頂いて痛感するのは抗生物質をはじめとする不必要な対症療法的な薬を安易に処方する、服用する傾向が多々見られます。

病気になったときにも、子供の身体つくりを考えた治療方法を選択したいものです。

詳細はこちら⇒小児鍼灸治療の必要性

どうぞ、ご自愛ください。
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★はり治療で、経皮毒を考える 後編

栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2007.7.19

No.16 今回のテーマ
▼△ はり治療で、経皮毒を考える 後編 △▼

九州では、梅雨明け・・・(^^)
ホリス治療院のある栃木県宇都宮市では来週あたりには梅雨明けしそうです。
皆様にとって、今年はどんな夏になるでしょうか?

ワクワクがたくさんありますように・・・。

さて、前回、皮膚は人間の最大の臓器であり、西洋医学的にも重要な役割を果たしていること、そして、私たち鍼灸医学(東洋医学)にとって、とても大切な臓器であることをお話しました。

特に、私たちホリス治療院の仮説でもある「皮膚は原始信号系の送受信」をしているスペシャルな臓器であることをお話しました。

そして、その皮膚から侵入してしまう「経皮毒」(経皮的経路で吸収する毒物)の概略までが、前号の復習です。

では、

●どんな物質が私たちにとって毒物であるのか?

この毒物、有害化学物質を決めることは、非常に難しいものがあります。

わかりやすいのは、急性毒性です。

つまり、青酸化合物のように少量でも致死量に達してしまうものやサリンのようにその場で症状が出現したりすれば、明らかに有害化学物質とわかるでしょう。

しかし、死ぬまでには至らないけれども体内に蓄積して病気を誘引してしまう毒性はわかりにくく、今までは無視される傾向にあったように思います。
実際に今でも問題視されることは稀です。

非急性毒性・・・

少量ずつ摂取することにより体内に蓄積していって病気を引き起こしたり・・・

体内で数種類の化学物質が反応したり・・・

体内の代謝過程で有害な働きをしたり・・・

子孫に影響を与えたり・・・

と時間的に病気の原因(病因)を特定することが困難な場合が多いです。

たとえば、最近では建材に使用されていたアスベスト(石綿)が肺がんの原因と判明し、マスコミで騒がれたのを覚えている方もいらっしゃると思います。

アスベストは吸引してからすぐに死亡するわけではありませんが、数十年後に肺がん悪性中皮腫を発症します。

この数十年後・・・というのが、問題です。
原因が10年前のあのときのアスベスト吸引だった・・・!!!

しかし、アメリカでアスベストが法的に使用制限されるようになった年が日本では最大のアスベスト消費量になります(^^;

アメリカよりも遅れること10数年・・・で、やっと日本も法的な整備がされました。
※ということは、明らかな人災です。
病気を予防するための努力をほとんどしない・・・
と感じてしまう医療界、政策の責任だと思います。

 

■日本の政策は産業界よりで私たち市民の健康を守る政策は二の次、三の次・・・

困ったものです。

アスベストによる肺がん悪性中皮腫は、アスベストが原因であると特定できる幸運な(?)病気であり、わかりやすい有害物質です。

しかし、非急性の有害物質は、アスベストのように単純でない場合がほとんどです。

ある意味、すべての病気は何らかの形で有害物質の影響を受けているのかもしれません。

昔から、鍼灸医学(東洋医学)では、オ血(オケツ)処理や排毒処理が取り上げられて、重要視されています。
未病医学、皇帝医学として鍼灸は存在しましたから、当然のことと思いますし、未病、病気を予防するには欠かせないポイントです。



●さて、経皮毒の関係が特に大きいと思われる病気を上げてみましょう。

アレルギー性疾患
アトピー性皮膚炎、喘息、花粉症、化学物質過敏症・・・etc

婦人科疾患
子宮内膜症、子宮筋腫、生理不順、生理痛・・・etc

脳関連疾患
アルツハイマー病、パーキンソン病、うつ病、学習障害、多動症、自閉症、適応障害・・・etc

悪性腫瘍(ガン)

不定愁訴などの原因不明の病気
肩こり、腰痛、変形性膝関節痛、その他各種痛み・・・etc

※上記の病気は経皮毒だけが病因ではなく、様々な要因が絡み合った結果として発症しているとお考えください。
※病気の素因になるのが、有害物質だと考えてください。
つまり、病気を引き起こしやすい身体を作ってしまう・・・ということ。

 

●では、どんな物質を生活から排除していけばよいのでしょうか?

■チェックリスト
□ DEA(ジエタノールアミン)
□ TEA(トリエタノールアミン)
□ ラウリル硫酸ナトリウム
□ ラウレス硫酸ナトリウム
□ PG(プロピレングリコール)
□ アルミニウム
□ ミネラルオイル
□ ワセリン
□ タルク
□ ラノリン
□ カオリン
□ ベントナイト
□ アルファヒドロキン酸
□ 人口着色料

以上のチェックリストは、私の尊敬する学者さんの一人である、
サミュエル・S・エプスタイン博士の講演と著書から引用しました。(詳細は著書を↓)

サミュエル博士を間近で拝見した最初は、約7年前のハワイでの講演会でした。
ガン撲滅にかけるサミュエル博士の気迫と使命感に共鳴したのを今でも鮮明に覚えております。
とっても気さくな紳士でした。

safe

サミュエル博士の著書を紹介します。

The Safe Shopper's Bible: A Consumer's Guide to Nontoxic Household Products, Cosmetics, and Food (Macmillan Reference Books.)説明
Book Description
スープ、ノミ取り粉、マスカラ、カーワックスといった日用品の成分が健康にどのような影響を与えるか。気になる人は、『The Safe SHopper's Bible』は必携の1冊だ。

おまけに

ヘアーカラーは乳ガンの原因になる?

赤ちゃんに有害なリンゴジュースのブランドは?

目にしみないシャンプーはどれ?

といった疑問に答えてくれる完全ガイド付き。

『The Safe Shopper's Bible』は数千種類にわたる生活用品、パーソナルケア製品、食品、飲料をランク付けしている。ぼう大なリストはブランド名ごとに分類され、短期的・長期的な健康への影響を評価。
一目でどの製品がアレルギー炎症胎児への悪影響ガン神経症、その他人体への被害をもたらすかがわかるようになっている。
さらに、チャートにはおすすめとして安全な食品、化粧品、家庭用品も紹介されている。 (amazon.comより引用)

ガンからの警告

ガンからの警告—知られざる日用品の害毒説明

内容(「BOOK」データベースより)
毎日使っているシャンプー、化粧品…に、発ガン物質や有害な成分が入っている!長年、ガン予防に取り組んできた著者のアメリカからの告発。

内容(「MARC」データベースより)
医学が進歩した現代、なぜガンはこんなにも増加してしまったのか。毎日使っているシャンプー、化粧品などに発ガン物質や有害な成分が入っている! 長年ガン予防に取り組んできた著者のアメリカからの告発。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
エプスティーン,サミュエル・S.
医学博士、イリノイ大学シカゴ校公衆衛生学部環境医学職業病医学名誉教授、ガン予防連合会長。
これまで、1969年に毒物学会研究奨励賞、
1977年に全米野生生物連盟自然保護功労賞、
1989年に環境正義賞、
1998年にライトライブリーフッド賞(もうひとつのノーベル賞)、
2000年にプロジェクトセンサード賞(もうひとつのピューリッツァー賞)を受賞、
2005年にはガン予防の国際的貢献に対してアルバート・シュヴァイツァー・ゴールド・グランド・メダル人道賞
を受賞している
(amazon.comより引用)

■栃木県宇都宮市 鍼灸カイロプラクティック院長の編集後記

2度にわたり、経皮毒の話を書きました。

経皮毒に関しては、賛否両論あります。

しかし、ホリス治療院での臨床例からすると、健康的で実りある人生を謳歌するためには、ポイントになる「経皮毒」だと思います。

食事に気をつけていらっしゃる方が多いですが、

経皮毒は盲点になってしまっていますので、
どうぞもう一度、
身の回りの歯磨き剤、洗剤、シャンプーや化粧品を見直してみましょう!

栃木県宇都宮市では、7月21日から夏休みの学校が多いようです。
楽しく、実りある夏休みなりますように・・・。
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★はり治療で、経皮毒を考える 前編

ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2007.7.12

No.15 今回のテーマ
▼△ はり治療で、経皮毒を考える 前編 △▼

こんにちは(^^)栃木県宇都宮市のホリス治療院です。
来院された方が少しでも気持ちよくなるように、受け付に花を・・・。

パピオン

さて、前号、

「はり治療から考える紫外線予防!皮膚の話し」

を取り上げましたが、予防方法として、日傘や服装の他に日焼け止めを塗ることが考えられます。

しかし、ここにも落とし穴がまっています。

というのは、クリーム状になっているパーソナル製品には、有害化学物質が乳化剤として入っているものがほとんどだからです。
日焼け止めだけでなく、ハンドクリームや軟膏等々も有害化学物質が乳化剤として使用されているものがほとんど。
もちろん、女性の使用するスキンケア製品、化粧品も同様・・・(^^;

また、シャンプーやリンス等々も同じように有害化学物質の乳化剤、発泡剤、人工香料等々に汚染されているものが多いです。

皮膚は特別な感覚受容器かもしれない・・・という仮説を書きましたが、その皮膚が毎日の生活で犯されているかもしれません。

ということで、今回のテーマ「はり治療で、経皮毒を考える」です。

紫外線予防でも書きましたが、お日様でさえ、現在と過去では違います。

 

★21世紀は、20世紀とはまったく違います!!!

 

ホリス治療院には0歳の赤ちゃんから来院されています。

鍼灸治療院になぜ、0歳の赤ちゃんをはじめ、乳幼児や子供がたくさんいらっしゃるのでしょうか?

代表的なのは、
不妊治療からはじまり、赤ちゃんを授かったら、アトピー性皮膚炎だった・・・!
疳の虫が強くていつもキーキーしている・・・!
滲出性中耳炎でもう1年も耳鼻科に毎日通っている・・・!
アトピー性皮膚炎から小児喘息になった・・・!
風邪を引きやすい・・・!
脊椎側彎症と言われた・・・

等々、さまざまな疾患で来院されます。

また、世界規模の感染症、異常気象による生き物の免疫力低下は、地球からのメッセージ・・・!

病気は身体からのメッセージ・・・というように、あえて思って聞いてみると、意外と学ぶ事のほうが多いと思われませんか???

さて、はじめに質問です。

 

●身体で一番大きい臓器はどこでしょうか?

 

脳・・・、心臓・・・、肝臓・・・、腸・・・

今まで色々な答えが返ってきました。

答え・・・

 

実は皮膚です。

 

日ごろ、「痛み」とか「温度」とか「汗をだす」とか、様々な感覚を捉えてくれている皮膚です。

まさか、皮膚が臓器とは・・・

と思われるかもしれませんが、鍼灸医学(東洋医学)の観点から皮膚を捉えると、非常に重要なところに映ります。

内臓の病気のときは色も変わりますし、ツボ(経穴)と言われている特殊な反応点を使っての鍼灸医学(東洋医学)的な診断点も存在する皮膚です。

さらに、経絡と呼ばれるルートに経穴から働きかけて、身体全体を効率よく治癒に向かわせることもできる皮膚。

事実、皮膚の中には、免疫組織も見つかっています。

日常、だまって働いてくれているので、あまり“ありがたみ”を感じることがないのも残念ですが、いつもいつも「皆様の身体を皆様として」再生させてくれているのです。

そう言われると・・・
擦り傷からまつ毛が生えてくることはないよね!?!?

じゃぁ、なぜ?
アトピー性皮膚炎のように、自分の皮膚が未熟なうちにサイクル化されてしまう人が増えているの?

じゃぁ、なぜ? 最近、卵巣の中から歯や髪の毛が出てくる現場が多いの?


■今の事実・・・
◎国民の三大死亡疾患は、①ガン ②脳疾患 ③心臓病
◎国民病と言われるほどになったアレルギー(アトピー性皮膚炎や喘息etc)
◎不妊症、子宮筋腫、子宮内膜症などの女性疾患の急増
◎ペットの病気も人間と同じように発生
◎30代の男性の死亡原因のトップは自殺
◎母子手帳と出生届の数の差がありすぎ
◎原因不明の奇病、難病がどんどん出ている
◎半健康人と言われる慢性疲労、肩こり、腰痛などを持っている人の増加
etc,etc・・・

事実は事実ですが、

今後、どうなりたいの?

そして

自分にできることは?

と考えて、行動を起こしていくことはできます。

レイチェル カーソン女史

ここで、1人の科学者を紹介しましょう。

そして一人の科学者が書いた一冊の本から始まった
レイチェル・カーソン—「沈黙の春」で地球の叫びを伝えた科学者

地球規模で環境を考えた最初の本を書いた
レイチェル・カーソン
地球の恩人ともいうべき彼女の生涯を多数の写真とともに辿る本。

1962年、アメリカで出版された一冊の本が、世界中に大きな衝撃を与えました

沈黙の春と題されたこの本は、当時広く使用されていた殺虫剤、除草剤、その他の化学物質が、環境や生き物に、世代を超えて影響を与えることを、初めて警告しました。

人類のもっとも重要な課題といえる環境問題の原点として、この本の著者レイチェル・カーソンは「地球の恩人」とも呼ばれています。

経済成長は豊かな生活と同時に、環境汚染、自然破壊を繰り返し生命体の危機を及ぼす有害化学物質を産生、排出するようになりました。

・空気(森林伐採と家庭や企業などによる二酸化炭素の大量放出)
・雨(酸性雨)
・水(化学物質、薬物汚染)
・光(オゾン破壊による紫外線)
・野菜・果物・肉類・加工食品
・薬品、農薬、殺虫剤
・ごみ(ダイオキシン類問題)
・ウイルス感染
・生物の異常発生 亜熱帯化・・・etc

私たちは、被害者であると同時に加害者でもあると言えそうです。

●私たちが日常知らぬ間に、皮膚や地球にしていることは何だったのでしょう?
最近ではアル・ゴア元アメリカ副大統領の「不都合な真実」が話題になっています。
もう皆様は手にしましたでしょうか?

昔は、乾布マッサージで皮膚を鍛えることによって、健康を維持できるという経験が伝わっていました。
皮膚というのが、免疫力を保つうえで必要なことがわかったのは、昔の人の観察眼から生まれたのでしょうね(^^)

さて、これを21世紀型に合わせて修正し、取り入れていきませんか?

冒頭に簡単に述べましたが、20世紀の考え方と活き方は21世紀のそのやり方と、まったく違っています。

詳しくは⇒生活を変えるには?(重要な4つの背景)

を参照してください。

しかし、何が一体、ためになる情報なのか?
自己責任において、チョイスしなければなりません。
これがクセものです。
TV、ラジオ、雑誌もいいのですが、情報の質は、感性で捉えるしかなさそうです。
ツボをはずしてがんばっても成果にならず・・・。

今の世の中は不安イ~ッパイです!
だから、口から入る食べ物には、非常に気をつけている方々が増えています。
インスタント食品やお弁当を買うときも「よくないけど・・・」と思って食べていたりしますね。

さぁ、一般的に盲点になっているツボとコツをお伝えしましょう!!

「入って欲しくない物が体内に入り、
入って欲しかった、または入るだろうと期待していたものが、体外に残っている」

という電子顕微鏡での世界での現実です。
ナノテクノロジーと言われているようですが・・・。

★経口毒性と経皮毒性

経口毒性=口から摂取する毒性のこと・・・⇒消化管を通って体内へ
     ★ほとんどが体外に排出

経皮毒性=皮膚などから摂取る特性のこと・・・直接血中へ
     ★ほとんどが体内に蓄積

※ 例えば、心臓発作時に服用する舌下に含む(舌下錠)のニトログリセリンやホルモンパッチ、ニコチンパッチも同じ経皮吸収!!!

■日常生活が一番大切
身体に良いものをとることではなく、まずは、有害なものを入れない事を第1に・・・!

詳しくは⇒【まとめ】ホリス治療院の考える“健康”

★何が入っているかではなく、何が入っていないか・・・!!!

★日常、皮膚に触れるもの、揮発して入ってくる恐れのあるものをちゃんと選ぶ!

ということですね!!

日々、何気なく行ってきたこと、行っていることの中に、免疫力を下げ、病気を引き起こすことがちりばめられていたら、どんな治療も効をそうすることがなくなるでしょう。

受け継がれた毒は、世代間濃縮・・・という形で次世代へとツケを押し付けます。

もう一度、身の周りのパーソナル製品を見直しましょう!!

次号は、実際に私たちの身の回りにある経皮毒となる有害化学物質の詳細について。
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

■栃木県宇都宮市 鍼灸カイロプラクティック院長の編集後記その1

今朝は、野球・大リーグのイチロウ選手のMVPでにぎわっていますね。
何でもアメリカ球宴史上初のランニング本塁打だそうです。

アメリカ各誌も一面トップにイチロウ選手を取り上げているそうです。

日本人が海外で活躍している話題はうれしいですね。
勇気と元気をもらったニュースでした。

ここのところ、私たちホリス治療院にも運動選手が続けて来院されています。

小学生の野球選手、テニス選手・・・
高校生の各種競技・・・
また社会人のサッカー選手やランナー等々・・・。

そして、インターハイや国体選手から楽しみのためのスポーツまで・・

様々の方が来院されています。

きっかけは、故障・・・腰痛ひざ痛肘痛等々と色々ありますが、
その後、スポーツをするためにメンテナンスにいらっしゃる方が多く楽しく治療させて頂いております。

スポーツは健康のため・・・

というのは、ウソだと思っています。
スポーツを一生懸命やればやるほど、怪我や故障をします。
しかも、そのスポーツ特有の動きから身体のゆがみ骨盤のゆがみを引き起こしたり、関節を痛めます。

鍼灸医学(東洋医学)的にも過度の運動、過度の“汗”をかくこと自体が病因となります。

ですから、私はスポーツは楽しみではあるが、健康を害する可能性の高いものと位置づけしております。

しかし、FT(エフティ)鍼灸治療と他動的ストレッチ・モーション・コントロールを取り入れることによって、身体能力をアップすると同時に健康的にスポーツをすることも可能だと思います。

日本では身体のメンテナンスをしながら、スポーツを楽しむ習慣が弱いように思います。
つまり、運動しっぱなし・・・。(^^;

特に幼稚園、小学生から特定のスポーツをすることが多くなってきました。
オリンピック選手やプロで活躍する選手の若年化傾向が低年齢からのスポーツに拍車をかけていると思います。

しかし、昔ながらの「気合と根性」でやっているとせっかくの素質も途中で潰れてしまうのではないか・・・???

と危惧しています。

パーソナル・フィジカルトレーナーとして鍼灸院を活用して頂けたら、子供のポテンシャルを最大限に伸ばせるのではないでしょうか???

そんな人間のポテンシャルを上げる、人生の質を高めるような鍼灸治療を目指したいものです。
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■栃木県宇都宮市 鍼灸カイロプラクティック院長の編集後記その2

中国産、中国製品の有害化学物質付けのニュースがどんどん入ってきます。
高度経済成長の過渡期とはいえ、あまりにもひどい話です。

特に、横浜市の給食で検出された「きくらげ」からの殺虫剤はびっくり!

給食における安全性のチェック体制はどうなっているのでしょうか?

子供が毎日食べる食事です。
日本の公的学校では自由度は低い・・・つまり、お弁当持参はキビシイ。

その給食費がべらぼうに安すぎると思います。
市町村によって違うと思いますが、一食200円~300円でしょう。
そのうち、牛乳代を引いたら、100円ちょっと・・・(^^;

これで安全な食べ物が子供に与えられていると思うほうが・・・。

また、介護事業を展開するワタミの社長さんが、介護保険での食事提供は、現場で温めるだけにしたら、コスト削減につながる・・・という発言をしていました。

これでは活きた食べ物は厳しいでしょうね。

お腹いっぱいになったから、食事をした・・・というのは、勘違いも良いところですね。

食べ物は身体つくりの基本!栄養学的な面だけでなく、目に見えない生命力を食する!

という観点でも考えたいですね。特に子供の食事については・・・。

中国産の有害物質からとんだ話になってしまいましたが、食べ物と食品の違いって・・・

感性の問題ではすまない気がします・・・

子供の治療をしていると本当に心配が多いです・・・。

どうそ、皆様、ご自愛ください。
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★はり治療から考える紫外線予防!皮膚の話し

栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

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2007.7.5

No.14 今回のテーマ

▼△ はり治療から考える紫外線予防!皮膚の話し △▼

こんにちは。ホリス治療院です。
7月に入りました。
今年も半年たっちゃった~。

皆様の健康管理目標は達成されていますかぁ?

もう一度、健康管理目標を見直して、今年後半元気にいきましょう!!!

さて、梅雨の時期なのに、真夏~!!!という天気が続いて、アジサイが寂しそうです。
水不足が心配ですね。

しかし、患者さんのお身体を拝見していますと、しっかり梅雨!?

この湿度、じめじめで弱っている人が多いようです。

鍼灸医学(東洋医学)では、湿邪(しつじゃ)と呼びます。

実は、日本人にとってこの湿邪が引き起こす病は非常に多くあるように思います。

代表的なのは、めまい吐き気などのメニエール症候群のような症状や俗に言う神経痛座骨神経痛肋間神経痛等々)があります。

また、湿邪は関節の病と深い関係にあるようです。
例えば、リューマチ様関節炎変形性膝関節炎です。

ホリス治療院にもここのところ変形性膝関節炎の方が多かったです。
いわゆる「膝に水が溜まった」という状態の方です。

整形外科では、水を抜くようですが、鍼灸治療で根本的な治療をすると大変良好な成果が期待できます。

さて、季節的な話が長くなってしまいましたが、本題です。

この時期は、油断しがちですが、とても紫外線が強く降り注いでいます。
実は5月頃からすでに紫外線は強くなっちゃっているんですけど・・・ネ(^^;

私が子供のころは、日焼けして、ランニングのあとがクッキリ!という子供の元気の印だったような気がしますが、現在では非常に危険な行為となります。

世界保健機構(WHO)でも、子供の紫外線対策の必要性を訴え続けています。

1、子供時代は細胞分裂も激しく、成長が盛んな時期であり、大人よりも環境に対して敏感である
2、子供時代(18歳未満)の日焼けは後年の皮膚がんや眼のダメージ(とくに白内障)発症のリスクを高める
3、生涯に浴びる紫外線量の大半は18歳までに浴びる
4、紫外線被爆は、免疫系の機能低下を引き起こす
5、子供たちは室外で過ごす時間が多いため、太陽光を浴びる機会が多い

(WHO Sun Protection-Primary Teaching Resource-Preface)

と記してあります。

太陽

日本では・・・

■ 乳幼児のCa吸収を促進するために日光浴をしましょう!

という指導をしている方がいらっしゃいます。

事実、母子健康手帳には、

●外気浴をしていますか?
(天気のよい日に薄着で散歩するなどしてあげましょう。)

と書かれています。この文面を読んで、以下のように解釈できる人が何人いらっしゃるでしょうか?

★天気の良い日に、赤ちゃんを散歩に連れて行くときは、強い日差しが直接赤ちゃんにあたらないよう工夫して外出しましょう。

薄い長袖を着せてあげ、帽子やベビーカーの日よけを利用するようにしましょう。
(環境省の紫外線保健マニュアルより抜粋)

どうでしょうか?

母子健康手帳の記述と環境省の紫外線保健マニュアル、そして皆様の解釈は一致しましたか?

どんな情報が正しいのか?

健康に関しても自己責任の時代!!!

正しい健康知識が、あなたとあなたの大切な家族の明暗を分けるかもしれません・・・ネ
(^^)
しかし、母子健康手帳を監督している官庁、関係者はちゃんと理解しているんでしょうかね(^^)
日本の医療の危うさをこんなところからも感じてしまいます。

※子供のFT鍼灸治療をさせて頂いている時に、保護者に紫外線ケアのお話をさせて頂くと保健婦さんや幼稚園、学校の指導で、日光浴は丈夫な骨を作る、丈夫な子供に育てるためには必要!!!
と教わっちゃう方が多くて困ってしまうことが多々あります

さて、ここまでが西洋医学的にもスタンダードな認識です。

■紫外線予防をしましょう!!!

私たち、鍼灸医学(東洋医学)にとって、体表、皮膚はとても重要です。
もちろん、西洋医学的でも皮膚は大切で、身体内最大の臓器なんですが・・・。

皮膚は“内臓の鏡”!!!

その皮膚の働きは、

1.身体の保護作用
2.体温調節作用
3.分泌排泄作用
4.呼吸作用
5.再生作用
6.感覚作用
7.原始信号系の送受信作用(FT鍼灸の仮説)

7番目の原始信号系の送受信作用がFT(エフティ)鍼灸の仮説です。

私たち鍼灸医学(東洋医学)にとってこの原始信号系の送受信作用によって、診断・治療していきます。

言い換えると、体表から発する病的な信号をキャッチし、陰陽五行説で信号を解析し、経絡を整えることで治療をしていきます。

なんだか難しくなってきましたが、この原始信号は皆様も感じています。

例えば、子供の頃を思い出してください。

お母さんと手をつなぐと手の温もり(感覚作用)だけでなく、安心感や愛情が伝わってきたのではないでしょうか?

また、お腹が痛いときに、お母さんにお腹をさすってもらうと痛みが和らいだ経験があると思います。
“手当て”の原始体験だと思います。

また相手の体調を肌で感じることもあるでしょう。

このような原始信号系の送受信作用をする大切な皮膚を損傷してしまう紫外線は今以上に注意が必要だと思います。

特にWHOでも提唱しているように子供の学校でも生活が気になります。

炎天下のプールや校庭での体育には最新の配慮が必要だと思いますが、皆様はいかがでしょうか?

もう一度、紫外線対策を見直しましょう!!!



■栃木県宇都宮市 鍼灸カイロプラクティック院長の編集後記

前号の

他動的ストレッチ、モーション・コントロール

の反響の声を沢山頂きました。
やっぱり、運動不足解消のためにストレッチをしてぎっくり腰寝違え等の急性の痛みを引き起こしちゃうケースが多いんですね。

さて、今回の紫外線予防の話は、皮膚の作用で重要な仮説を紹介しましたが、子供の皮膚感覚をシャープにしていくことって、EQを高めることにつながるように思います。

場の空気が読めなかったり、相手を認めて受容することができるようになるには、この皮膚感覚って大切なステップではないでしょうか。

ちょっと前、キレる子供たち・・・というのがありましたが、これも皮膚感覚をしっかり磨いていたら・・・と思います。

そうそう、今は“キレるシニアたち”の方が問題みたいですが・・・。
そう言えば、スーパーで怒鳴っているおじさんが増えたような・・・。

話が脱線しちゃいましたが、

病的信号をキャッチし、経絡を整えていく鍼灸治療により、経絡が整うときの気持ちよさを文章で表現できたら・・・

と思いますが、表現力のなさがツライ・・・。

どうぞ、皆様、ご自愛ください。
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★他動的ストレッチ・・・モーション・コントロール
鍼灸・カイロプラクティック・フィジカルセラピーから考案する

栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2007.6.12

No.13 今回のテーマ
▼△ 他動的ストレッチ・・・モーション・コントロール 

鍼灸・カイロプラクティック・フィジカルセラピーから考案する△▼

こんにちは(^^)栃木県宇都宮市のホリス治療院です。

私たちは自然の不思議なエネルギーの中で生かされているナァ・・・!

と日々感じながら治療させて頂いております。
特にある特定の症状で患者さんがバタバタァ・・といらっしゃるのは、気候等々の環境因子が大きいと痛感します。

先々週は、膝痛変形性膝関節症)・・・膝がロックして急に痛くなった・・・

という患者さんが数人いらっしゃったと思ったら、

先週は、腰椎椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症等々で、足の痛みしびれの患者さんが多かったです。

これから梅雨に入る日本・・・
水毒(水分代謝等々)による病気が増えますので、どうぞ、ご自愛下さい。

さて、本題の「他動的ストレッチ・・・モーション・コントロール」です。

前回、骨盤矯正で歪みが治療で改善されたら、それを維持することが重要だと書きました。

身体の歪み、骨盤の歪みは身体の使い方や生活習慣によって作られていきますから、それらの習慣を改善していく必要があります。
正しい姿勢、立ち方とか・・・ネ(^^)

生活習慣は後日に譲るとして、今回は、身体の筋肉と関節に注目していきましょう。

■しなやかな身体つくりを目指しましょう。

しなやかな身体とは、関節が滑らかに、十分な可動範囲をもち、力を入れた状態で硬く、力を抜いた状態では柔らかい筋肉をもっている状態です。

そのために最近では、様々なストレッチが提案されています
患者さんからも、

「身体は柔らかいほうがいいんですよね。柔軟体操をしたほうがいいでしょうか?」

と聞かれます。

「はい、柔軟体操をして下さい。」

とお答えしていたのですが・・・

いきなり柔軟体操をしてぎっくり腰になったり、翌日、寝違えを起こしたりする人が意外と多かったのです。

身体に自信をもっているスポーツマンタイプに多かったです(^^;

つまり、柔軟体操のイメージが、

お相撲さんの又割り・・・

なんですね。

足を開脚させながら、前屈するときに、後ろからグイグイ、力で押すあのイメージです。

柔らかいこと=良いこと
硬いこと=悪いこと

とインプットされてしまっているので、無理にでも柔らかくしようとしてしまうのです。

実は、無理に筋肉を伸ばすとそれ自体で筋肉の繊維を傷めてしまいます。
その繰り返しによって、筋肉は硬くなります。

これって、強く揉むマッサージも同じなんですが、硬いゴムのような筋肉になってしまいます。

普段は柔らかく、力を入れたときに硬い筋肉が健康的なんです。

私たちの健康にとても大切な原理の一つが、

■筋肉ポンプ

です。

心臓から押し出された血液は足の先まで流れた後、重力に逆らって心臓に返っていきます。

この血液を心臓に返すときに、重要なのが、筋肉ポンプです。

長時間の同じ姿勢、座ったまま・・・とか、立ちっぱなし・・・など、
あまり動かないでいると筋肉が緊張したまま(硬いまま)でいますので、血液の循環は滞ってきます。

硬い筋肉は、筋肉内を通る静脈を硬い筋肉が外側から圧迫したままになりますので、ますます血液の流れが悪くなり、悪循環となります。

血液の循環が滞ってしまえば、疲労性物質が筋肉に滞ってしまいます。

疲労性物質が発痛物質となり、肩こり腰痛のような症状で表れます。
足がむくみやすいとか冷え症もそうですよね。

筋肉をスポンジに例えるとイメージしやすいと思います。

水を十分に含んだスポンジは、もう水を吸い取ることはできません。

しかし、スポンジをしっかり絞れば、またたくさんの水を吸い取る事ができます。

スポンジと同じように筋肉の収縮、硬くなったり、柔らかくなったりすることで血液の循環を促進します。

筋肉を大きく伸ばしたり、縮めたりするストレッチによって、筋肉が血液の流れをスムーズにすることができます。

そのことを筋肉ポンプ作用と呼びます。

ストレッチの第一目的は、この筋肉ポンプ作用により、血液やリンパの流れをスムーズにすることにあります。

そして、繰り返すことによって、しなやかな筋肉を作る事ができるのです。

ストレッチを自分で行うことも良いのですが、力を抜く、リラックスすることって実は、非常に難しいことなんです。
ですから、ストレッチで身体を壊してしまう・・・ということになっちゃうんですね。

私たちは、力を入れる教育しか受けていません。

もっと早く走れ・・・
もっと力をいれろ・・・
もっとがんばれ・・・

ってね。

力を入れるよりも力を抜くこと、リラックスするほうが難しいことかもしれません。

その練習にストレッチをすることは非常に効果的だと思います。

しかし、自分でストレッチするには、自分で関節を曲げなくては(力を入れなくては)なりません。

ストレッチ

そこで、他動的ストレッチがとても役立ちます。

他動的ストレッチとは、つまり、自分は力を抜いて、リラックスした状態で他人に関節の曲げ伸ばしをしてもらうことです。

強すぎても怪我のもとですし、弱すぎると効果が薄れます。

その頃合がコツなんですが、もう一つコツがあります。

それは、筋肉は繊維が集まった束でできています。
まるで、納豆を包む藁のような感じです。

既存のストレッチは、どうしても筋肉の束の1箇所だけを伸ばす傾向にあります。

そこで、関節の遊びを十分に考慮して方向を微妙に変えることにより、筋繊維をまんべんなくストレッチする方法が、ホリス治療院オリジナルのモーション・コントロールです。

このモーション・コントロールはプロの運動選手やオリンピック選手のフィジカルテラピーとして開発されたものからヒントを得ています。

繰り返し行うことで“しなやかな身体つくり”が期待できます。

しなやかな身体つくりをしましょう!!!

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■栃木県宇都宮市 鍼灸カイロプラクティック院長の編集後記

コムスンの不正請求等々でにぎやかですね(^^;

不正請求や名義貸し等々の不正は許されるものではありません。
が、その中身、つまりどのくらいの規模の不正だったのか?
全く報道されませんね。

しかし、私たちはもっと問題にしなければならないことが身近にあるように感じます。

それは、医療(健康保険)の不正請求等々の不正です。

健康保険を使用した医療費でも同じような尺度で検査をしたら、もっとたくさん出ると思います。
ちなみに、日本の医療費32兆円のうち、1兆円弱が不正請求による返還命令が出ています。
これは、氷山の一角で、3割程度は不正請求だという説もあります。

また、いつも不思議に思うのは、柔道整復師、いわゆる接骨院です。

柔道整復師の保険扱い(健康保険の委任払い)は、骨折脱臼捻挫打撲挫傷の五傷病と定められています。

毎日毎日、接骨院に通っているシルバーの方たちは、毎日捻挫をしているのだろうか?

慢性の腰痛肩こりでは、接骨院で保険扱いはできないのです。

もしかして、(慢性の肩こり頚部捻挫として)不正請求???

実際に、柔道整復師の方から、当然のように不正請求しているのを聞いたりした事があります。

その不正を問うと

「安く治療できるので、患者さんが喜ぶ。そして、保険で儲かるので、接骨院も喜ぶのに何が悪いの?」

という反応をされたときには驚いた事があります。

その保険は私たちの税金だよ~。

正直に保険料を払い、病気にならないように養生している人たちはどうなるの~!!!

と叫びたくなります。

健康のIQ・・・PQ:Physical Quotientというらしいですが・・・

もっともっと身体、健康の知能指数であるPQを高めたいですね。

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★はり治療で骨盤矯正?

栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

背骨

ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2007.6.1

No.12 今回のテーマ
▼△ はり治療で骨盤矯正? △▼

今日から6月ですね。
今月で、半年が過ぎちゃうんですね(−−;)

さて、5月中旬は夏のように暑かった栃木県宇都宮市ですが、ここ2,3日は肌寒い日が続いています。

この季節の変動についていけなくて、急性の症状で来院される方が増えています。特に先週は、膝のロック(急に膝が痛くて動かなくなる)してしまった患者さんが多かったです。

「経筋の症」がほとんどでした。
皆様も冷えないようにご自愛下さい。

さぁ、今回のテーマにいきましょう!骨盤矯正・・・・

あるインターネットのアンケートで、

■どんな治療を受けてみたいですか?

という質問で一番多かった回答が、

骨盤矯正

だったそうです。

また、インターネットのある月の検索件数も

骨盤 矯正      26,808 回
骨盤 矯正 体操    4,164 回
骨盤 矯正 ベルト   2,854 回
産後 骨盤 矯正    2,787 回
骨盤 矯正 ダイエット 2,368 回
骨盤 矯正 大阪    1,982 回
骨盤 矯正 クッ    1,451 回
骨盤 矯正 東京    1,024 回
産後 ダイエット 骨盤 矯正  834 回
骨盤 矯正 ストレッチ  678 回

と非常に多くの検索があります。それだけ、皆様の関心も多いということでしょうね(^^)

皆様が身体の歪み骨盤の歪みを気にしていらっしゃる事が読み取れると同時に、健康雑誌やTV等々で、

骨盤矯正でダイエット・・・
骨盤矯正でO脚、X脚矯正・・・

などと取り上げられている結果なのかなぁ・・・とも思います。

実は、私が鍼灸学校に入った約20年前・・・

鍼灸では有名な脈診の先生のもとで弟子入りに近い形で鍼灸の勉強をしていました。
その時には、よく鍼灸治療が分からなかったのですが、その後、縁あってカイロプラクティックの治療院に入りました。

カイロプラクティックは、世界では専門医、DC(ドクター・オブ・カイロプラクティック)として認定され、その教育機関も正規の大学がありますが、日本では、国の定める法律がないため、現状では、無資格、無法地帯に近い形です。

私が、入ったカイロプラクティック治療院は当時、アメリカで正規のカイロプラクティック大学を卒業したDCは40人くらいでした。

そのDCの一人の先生のもとで、カイロプラクティックの勉強をしながら、勉強し、身体の見方や健康観について学びました。

その学びから、

●身体の歪み、骨盤の歪みが取れなくては、真の健康体にはなりえない!

ということを、身をもって体験、修得しました。

その後、無資格のカイロプラクティックで開業するよりは、鍼灸師としての国家資格を持っているわけですから、どうにか鍼灸治療を身につけたいと思い、中国で何十年も鍼灸師として活躍された先生や高名な鍼灸の先生の治療を拝見、勉強しました。

しかし、確かに患者さんは喜んで帰ってくださる方もいらっしゃいますが、私から診て

「身体の歪み、骨盤の歪みが取れない」

で、症状だけが軽減しているように見えました。

はり治療・・・というと“はり麻酔”をイメージする方もいらっしゃるように、鎮痛効果は特異的なものがあるようです。

しかし、一時的な鎮痛効果だけでは、いずれ悪化する・・・のではないか?

と悩み、鍼灸治療は、私には難しいかもしれない!

と考えていました。つまり全然分からなかったのですネ(−−;)

ところが・・・
入江FTシステムを使用した鍼灸治療をみたら、患者さんの身体の歪み、骨盤の歪みまでも取り去ってしまうではありませんか?

ビックリ!!

今でもその時の焦りにも似た感動を覚えています。

その後、必死でFT(フィンガーテスト)を覚えたのは言うまでもありません。

●ええ!!(@@)はり治療で、身体の歪み、骨盤の歪みが取れるの?!

と、皆様思いませんか?

しかし、考えてみれば当然なんですが、私も最初は目を疑いましたから・・・。

そんな経過で、FT(フィンガーテスト)を使用した鍼灸治療とカイロプラクティックの併用したホリス治療院独自のスタイルが出来たわけです。

身体の歪み骨盤の歪みについては、

鍼灸の先生からすると、筋肉が硬いから骨を引っ張る・・・。

カイロプラクティックの先生からすると、骨が歪むから筋肉が硬くなる・・・。

と言います。
※かなり乱暴で簡略的に書きました。このホームページは同業の方がたくさんアクセスしてくださっているようなので、お叱りをたくさん頂きそうな表現ですが(−−;)

しかし、“鶏と卵”みたいなもので、骨と筋肉はくっついていますから、同時に治療したほうが、効果も早く、持続するのではないか?

と考えたわけです。

つまり、

入江FTを使用した鍼灸治療(以下、FT(エフティ)鍼灸と略す)により、“経絡を整える”ことによって、氣・血・水の運行をスムーズにし(血液やリンパの流れをよくし、筋肉を和らげる)、

そして、カイロプラクティックによって、骨の動きが悪い箇所を緩める。

ということになったわけです。

FT(エフティ)鍼灸だけよりもカイロプラクティックを併用したほうが、よりスムーズに身体の歪み、骨盤の歪みが整うように感じます。

また、カイロプラクティックだけですと、無理な力が加わりすぎる可能性がありますが、十分に緩んだ身体にピンポイントの力を加えるだけになりますから、身体に与えるインパクトが和らぎます。

さて、本題の骨盤矯正なんですが、よくTV等々で、パキッとやって、

「はい、治りました」

って、やっていますが、そんなに簡単ではありませんよね

確かに治療後、骨盤矯正はほぼできるんですが、その矯正された骨盤がそのまま維持される・・・わけにはいきません。

何年も、何十年もかけてクセをつけてきた骨盤ですから、また自分のクセに戻ってしまう人が多いんです。

ですから、繰り返し骨盤矯正をしていき、正しい骨盤の位置を身体に教え込ませる・・・

つまり、正しい姿勢をクセにしちゃうんです

それには、普段の姿勢や身体の動かし方が大切になってきます。

そのことは、次号

「他動的ストレッチ、モーション・コントロール」

で・・・(^^)

 

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★「ぎっくり腰」から名医を考える

栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2007.5.24

No.11 今回のテーマ

▼△ 「ぎっくり腰」から名医を考える △▼

名医についてお話してきました。
症状が出てくる(形として表れる)前から身体は変化しています。
その目に見えない変化を先取りして治療していくことやその目に見えない変化をいち早く治療することが重要だと考えています。
その目に見えない身体変化を捉えることのできる治療家が名医だと思います。

●痛くなってから悪くなるのではなく、悪くなっているから痛くなる!

といつも患者さんにいっています。

例えば、ぎっくり腰になったとしましょう。(寝違え等々も同じですよ)

欧米で「魔女の一撃!」と言われるほど、急激な激痛に襲われ、立つことも動くこともできないほどになってしまうこともあります。

抱っこ

直接の引き金は、

草むしりをしたことかもしれませんし、
子どもを抱っこしようとしたときかもしれません。

もしかしたら、くしゃみをしたとき・・・
あるいは、朝、起きたら腰部の激痛で目覚めた・・・
な~んて方もいらっしゃいます。

数人に担がれながら来院した患者さんは、しきりに

「あの時、草むしりをしなかったら・・・」
「あの時、子ども抱っこしなかったら・・・」
「あの時、○○をしなかったら・・・」

と直接の原因を悔やみます。

しかし、身体の歪みを診ますと、骨盤から歪んでいる方がほとんどです。

では、この身体の歪み骨盤の歪みは、

草むしりをした時に・・・
子どもを抱っこした時に・・・

急にできたのではないのですね。

その以前からの身体の使い方や疲れがたまってしまい、身体の歪み骨盤の歪みがクセになっているんです。

その結果、筋肉疲労や季節等々の様々なストレス(外的要因)によってぎっくり腰が引き起こされてしまうのですね。

ですから、直接の原因である「草むしり」や「子どもの抱っこ」をしなくても、違う動作、違うことが引き金となってぎっくり腰を起こしてしまいます。

繰り返しになりますが、

ぎっくり腰ってクセになっちゃうんですか?」

って、患者さんからよく質問をされます。

 

●ぎっくり腰がクセになるんじゃなくて、身体や骨盤の歪みがクセになっているんです

 

とお答えしています。この認識は非常に重要だと思います。

過去、何度もぎっくり腰を繰り返していた方が、メンテナンス治療に通っていて、

ぎっくり腰を起こさなくなった!(^^)」

と喜ばれる事が多々あります。
ちゃんとしたメンテナンスをしていれば、身体は正直に答えてくれるものだと思います。

さて、この身体の歪み骨盤の歪みは、目に見える状態です。

整形外科的には見えない状態でしょうか???・・・
つまり、脊椎の形状的な変形、
例えば、脊椎ヘルニア分離症圧迫骨折等々のレントゲン検査やCT、MRI等々の検査で、はっきり病気と診断できる状態、器質的な変化をする前の機能的な変化が歪みですから・・・。

この身体の歪み骨盤の歪みが起こる前にかならず「経絡の異常」があります。

常に経絡を整えておけば、鍼灸医学(東洋医学)的に言えば、「氣・血・水」の運行が滞りなくスムーズに流れます。

分かりやすく言い換えると、筋肉も柔らかく、血液やリンパの流れもスムーズ、もちろん身体の歪みもない、気分爽快な状態になります。

この目に見えない身体変化を読み取る、経絡の異常を読み取る方法として、鍼灸医学(東洋医学)では、様々な研究、開発されている訳です。

その中で私たち、ホリス治療院では、入江FT(フィンガーテスト)という方法を採用しています。

たった数本の鍼を数ミリ刺入するだけで、歪みが取れてしまうのは、私にとっては劇的な体験でした・・・。

この続きは、次号の

「はり治療で、骨盤矯正?」

で・・・(^^)


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★栃木県宇都宮市で名医を考える②

栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

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ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2007.5.20

No.10 今回のテーマ
▼△ 栃木県宇都宮市で名医を考える② △▼

もう5月も後半に入ってしまいましたね。
沖縄では梅雨入りしたようです。栃木県宇都宮ではあと1ヶ月くらいしたら梅雨入りでしょうか?

さて、『はしかの大流行』がニュースで流れています。

今までは終生免疫(1回感染し回復すると身体に免疫ができ、2度と感染しない)と言われていた“はしか”ですが、そうでもないらしい・・・。

はしか”をはじめとする昔から知られているウイルスや病原菌のほかにもエボラ出血熱やSARDSや鳥インフルエンザ等々の新種や変種の発見、再発見が騒がれています。

予防接種等々の医療介入も大切ですが、免疫力をあげるような生活習慣をみにつけることも大切ではないでしょうか?

さて、前回の復習です。

痛みが出たら・・・痛み止め

熱がでたら・・・解熱剤

という医療・・・

●本当に症状“だけ”を早く消すのが医療としてベストチョイスなのでしょうか?

実は、
症状=目に見える状態(痛みは見えないかもしれまんが・・・)

この目に見える状態になる前の“目に見えない状態”が身体内では必ず起こっています。

その結果として、症状が表れています。
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

ここまでが前号のお話でした。では、続きです。

上記の例で言えば、痛風の場合、尿酸の代謝異常が起こる前から、身体としては変化しています。

※痛風に対しての認識は下記を参考にして下さい。

表参道ビオ東洋医学センターの院長先生のブログです。

エキサイトのニュースでは未だプリン体を痛風の原因にしているようだが

かなり乱暴にシンプル化してみますと・・・
(実際はもっともっとカオス的に絡み合っていますよね)

もしかしたら、

①食事の不摂生⇒②胃腸に負担(脾経の異常)⇒(相剋)⇒③腎経の異常⇒④尿酸の代謝異常(高尿酸血症状態)⇒⑤親指の激痛

という身体変化をしていたのかもしれません。
※患者さんによって様々なパターンが考えられます。
※脾経、腎経は東洋医学的鍼灸の大切な経絡概念です。

そこで、目に見える⑤親指の激痛だけを見ると親指を除去しちゃいます・・・(^^;)
目に見える④の尿酸の代謝異常だけを見ると、目に見える①食事の不摂生を指導します。

もちろん、①食事の不摂生を正すのは、当然ですが、②や③の経絡の異常を見落としてしまいますと、身体の自然治癒力(ホメオスターシス)機能のポテンシャルが著しく低下したままになってしまいます。

この自然治癒力が低下した状態ですと、また違った表現で(違う病気となって)表れるかもしれません。

もう1つの例である「」を考えてみましょう。

もしかしたら、

①寝不足⇒②腎経の異常⇒(相生)⇒③肺経の異常⇒④免疫力の低下⇒⑤インフルエンザ感染⇒⑥高熱

この場合、⑤と⑥の症状だけを押さえ込むだけでなく、④免疫力の低下を考え①寝不足を反省する人も多いかもしれません。

やはり、②と③の異常な身体状態を整えていく事が非常に大切になります。

もう一言、付け加えたいことは、特に子どもの場合の医療的な介入方法は注意が必要です。

人間には「廃用製萎縮の法則」というのがあります。

つまり、

★使わない機能は衰える!

ということです。

子どもは、身体の内的な能力、恒常性維持機能も学びの途中であるということです。

高熱がでたら、熱を下げる!

というサーモスタッド機能も学びの途中です。

いつもいつも解熱剤でこのサーモスタッド機能を使用しなかったら、サーモスタッド機能が衰えたり、壊れてしまうかもしれません。
現代小学生の『低体温』や『高体温』が問題になっていますが、こんな医療処置が遠い原因になっているのかもしれません。

この恒常性維持機能(ホメオスターシス)のポテンシャルを上げる、高度に保つような治療をすることが大切かもしれません。
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★栃木県宇都宮市で名医を考える①

栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

名医①

ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2007.4.28

No.9 今回のテーマ
▼△ 栃木県宇都宮市で名医を考える① △▼

もうすぐ5月、暖かな春の日が増えてきました(^^)
その反動で冷え込むと身体には負担が増えますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

栃木県宇都宮市では、今頃になってもインフルエンザが流行っている学校もあるようです。
地球が怒っている!!かな・・・???

今日から世の中はゴールデンウィークのはじまりです。
皆様にとってステキなお休みなりますように・・・

さて、今回のテーマは「栃木県宇都宮市で名医を考える①」です。

近年、病院や医者のランキング雑誌や本がたくさん出回っていますね。

今話題の東京ミッドタウンにもクリニックが入っているようですが、そこの“売り”の1つが

全米No.1の「ジョンズ・ホプキンス」と提携して、ホスピタリティを重視した医療サービスを提供・・・

とあります。

また、「病院ブランド」というのを意識した病院も出始めました。
※参考:『病院ブランド』の持つ可能性

私たち患者側も病院やドクターを選ぶ時代になり、また医療者側もそのことを意識しだしたようです。

■ 医療を選ぶ時代ですね

そこで、私たちが医療を選ぶ基準を考えてみましょう。

●例えば、「痛み

痛みをとるためには、痛い箇所を取っちゃえばいいんです・・・(−−;)

そんな・・・

って思いましたか?
※現在「痛み」で悩んでいる方には不愉快な表現だったかもしれません。
ゴメンナサイ m(−−)m

ちょっと前までは、「痛風」という病気があります。
症状として足の親指が腫れて、激痛があります。七転八倒する痛みになる人もいます。

今では、「痛風」は、尿酸の代謝異常により、尿酸の結晶が関節などに蓄積して激痛をもたらすということになっています。

この事が分からなかった昔は、親指が度々腫れて痛みますから、親指を手術でとっちゃうことも行われていました。
高齢の患者さんで実際に手術をし親指のない方を何人も診た事があります。

でもこれって極端な例かもしれません。

では、原因不明の「痛み」が出た場合、一般的にはどうするでしょうか?

「痛み止め」を服用します。

でもこれって、「痛風」と同じで、原因はそのままですから、症状は軽減されるかもしれませんが、病気を治すことにはならないんですよね。

しかし、強い痛み止めを処方してくれるドクターが人気があったりします。

「あそこに行ったら、痛みが一発で取れた!!!」

って・・・。

違うケースを考えてみましょう。

風邪で熱が出た場合・・・

まずは、解熱剤を飲むかもしれません。

特に子どもの熱は心配ですよね。
あった言う間に40度近くになっちゃいますから・・・。
しかも、熱を出すのは、病院が休みの日や深夜なんですよね~(−−;)

そこで、慌てて救急外来に駆け込み、解熱剤を使うわけです。

評判の良い小児科の内容をよく聞くと

「○○小児科に行くと一発で熱が下がる・・・」

って・・・。

これは、強い薬を最初から使っている例が多いです。

「タミフル」の騒ぎも同じかもしれません。

通常の健康体であれば、インフルエンザに感染しても3日程度の高熱、そして1週間程度で治るのです。
この「タミフル」は、1日程度治るのを早める効果があります。
しかも、感染して48時間以内に服用すれば・・・です。

先日も4歳の患者さんが、3日間高熱が続いたので、小児科に行ったら、「タミフル」を処方されたそうです。(48時間を過ぎているのに・・・)

私からすれば、もうちょっとで熱が下がったのに・・・。

って思います。
お母さんも同じように感じたようで、元気になるためにこのお子さんは、ホリス治療院を受診してくれたんですけどネ。

さて、長くなりましたが、症状を押さえ込む対症療法がとても多いのが現状です。

●本当に症状“だけ”を早く消すのが医療としてベストチョイスなのでしょうか?

実は・・・

症状=目に見える状態(痛みは見えないかもしれまんが・・・)

この目に見える状態になる前の“目に見えない状態”が身体内では必ず起こっています。

その結果として、症状が表れています。

詳しくは次号で・・・(^^)
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★米国鍼灸事情 栃木県宇都宮市から渡米して

栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2007.4.5

No.8 今回のテーマ
▼△ 米国鍼灸事情 栃木県宇都宮市から渡米して △▼

こんにちは(^^)
ちょっとご無沙汰になってしまいました(——;)
4月~♪
新年度で皆様もお忙しいでしょうか?

4月5日は、「清明」です。
清浄明潔の略です。
氣が溢れ出て、万物がいきいきとする頃(^^)

日本では、桜が満開!!!になる頃ですね(^^)

さて、私は新年度は毎年孫例の独立行政法人国立病院機構「栃木病院付属看護学校」で講師(東洋医学&セルフコントロール)をさせて頂いております。
看護学校での講師をさせて頂いて、10年近くになります。
毎年4月5月、2年生をにお教えするのですが、今年はどんな生徒さんなのか楽しみです。

さて今回は、先日3月5日(月)から1週間、免疫研究会主催の米国研修

主題『アメリカにおける東洋医学と西洋医学

に参加した報告をしたいと思います。

南カルフォルニア大学

■南カルフォルニア大学 SCU(South California University of Health Sciences)

カイロプラクティック養成大学として開校し、現在は、カイロプラクティックと鍼灸の養成大学となっています。

いや~、とにかく広い~、環境は最高!
これぞ大学って感じです。

案内して下さった教授が行く前に、鍵を開けてくださる方がいらっしゃるんですが、ゴルフで使うような電動カートで移動していましたから・・・。

ちなみに、カイロプラクティックは、国家資格でD.C(ドクター・オブ・カイロプラクティック)となっています。

先進諸国でカイロプラクティックが国家資格になっていないのは、日本くらいのようです。

日本では、カイロプラクティックは無資格となっているため、私たちがカイロプラクティック治療を受けようとするときには、治療院の選択が非常に難しいのが現状です。
よく終了証を掲げてカイロプラクティック治療院を開院されている先生がいらっしゃいますが、民間資格ですので、注意が必要です。


■YO SAN大学(YO SAN University of Traditional Chinese Medicine)

代々中医学の医家のご子孫が開校された鍼灸の養成大学です。
ここの特色はYO SAN家に伝わる太極拳も勉強するようなバリバリの中医学養成校でした。

さて、南カルフォルニア大学とYO SAN大学で鍼灸養成大学から米国の鍼灸事情をみてきましたが、何と言っても、鍼灸と漢方薬の両方を扱える米国は非常に恵まれていると感じました。

私たちの師匠である故入江 正先生も、

「鍼灸と漢方は両輪である。」

とおっしゃっていました。
つまり、東洋医学には、

外治=体表から治療する鍼灸治療

内治=体内から治療する漢方薬

があります。この両方を米国ではできるようです。

日本では、医師法等々の関係で、鍼灸師が漢方薬を処方する事ができないのは、ジレンマの一つです。

今回はあまり詳しく書けませんが、漢方薬をニュードラックとしてではなく東洋医学の内治として使用するには、“経絡”の概念が欠かせないのですが、なかなか日本では厳しいようです。

そこで、サプリメントは日本で“内治”として新しい東洋医学を構築する可能性を秘めていると思います。
もっと多くの患者さんの健康に寄与できるように研究していきたい分野です。

話がそれてしまいましたが、日本に比べて非常に恵まれた環境の中で鍼灸師が養成されている米国の鍼灸への関心の深さがうかがい知る事ができました。

また、米国は日本の健康保険制度と違い、民間の健康保険会社に加入している関係で、たくさんの種類の健康保険があるそうです。
加入している保険により、違いはあるそうですが、ほとんどの保険会社が

鍼灸治療を保険適用にしている!!!

そうです。
それはそうだろうと思います。
保険会社にしたら、支払いは少ないほうがいいですから、経済効率のよい治療はどんどん認めるでしょうね。
治療効果とリスク、そして費用のバランスがいい治療をどんどん推奨することが保険会社の「利益」になりますから・・・。

しかも、治療効果が高く、リスクは低く、費用が安い!!!

って、支払い保険会社にも私たち患者にも利益があり、国としても医療費が抑制されて・・・皆が喜ぶ治療法だと思います。

日本では、この治療効果とリスク、特に費用に関しては無頓着な医療制度がまかり通っているような気がしますし、研究もあまりされていませんよね。

米国でも医療費の増大はかなり深刻で、この医療費削減が国家プロジェクトの一つです。

その解決策として、鍼灸治療等々の代替療法が注目をあびています。
そのため、医療関係の研究費や関係機関が縮小される中、鍼灸治療等々の代替医療の研究費、関係機関の拡大を聞いておりましたが、想像以上のものがありました。

■UCLA DREW大学

今回の研修のメインの一つがこのDREW大学のマンドー・ゴーナム教授の研究室でのNK(ナチュラル・キラー)細胞の活性度を調べる実験をしました。また培養しているガン細胞を実際に顕微鏡で見たりと盛りだくさんの内容でした。

※NK細胞とは・・・
単独でガン細胞や感染細胞を直接殺すことができる細胞です。
私たちは、常にガン細胞が身体で作られていますが、ガンを発症しないのは、
このNK細胞等々に代表される免疫力があるからなんです。
しかし、一般的な人間ドック等々の血液検査だと「数」しか注目しない場合が多いです。
つまり、NK細胞の数が基準値内であればOK・・・ってことなんですが、
もしも数はあるけれども殺菌能力の低いNK細胞ばかりいてもダメなんですね。
その殺菌能力を活性度って言っていますが、「数」もあり「活性度も高い」ことが重要です。

しも、あなたのご家族にガン患者さんがいらっしゃったり・・・
もしも、あなたが40歳以上であったなら・・・
もしも、風邪等々をひきやすくなっていたら・・・

このNK細胞をはじめとする免疫力の高さを検査することは非常に重要になってきます。

ホリス治療院では、原宿クリニックと提携して、血液ドックを紹介していますので、
ご興味ある方はお問い合わせ下さい。

⇒お問い合わせフォーム

■オアシスAIDSクリニック

UCLA DREW大学に隣接するHIV/AiDS専門クリニックで、アメリカのHIV事情やクリニックの取り組み等々をジョーダン博士から講義を受けました。
日本とアメリカの認識の差をヒシヒシと感じました。
よりよい医療を目指しているホリス治療院ですが、アメリカの医療&福祉体制の素晴らしさを体験できました。また、ホスピタリティということがどういうことなのか?を身にしみました。

オアシスAIDSクリニックに来院した患者さんがHIVキャリアだった場合(HIVに感染していた場合)、関係のあった人達全員を聞き取り調査するそうです。
その感染の可能性がある人たちを聞き取ったら、全ての人たちの家庭を訪問するそうです。
「あなたはHIV感染の可能性がありますので、検査を受けてください・・」
と・・・。

この地道な活動で感染拡大を防止しているそうです。

ちなみに、感染が分かったり、検査を薦めたりされた人たちは全員が受診するそうです。
全員!!!
逃げちゃう人はいないそうです。(ビックリ)日本だったら・・・???

また家庭訪問する人は、特別なレクチャーを受けた看護師さんやカウンセラーだそうです。
つまり、専門家の養成もしっかりしているんですね。

かなり日本とは違いますよね。

最後にショッキングな現実を・・・
このクリニックでHIV感染が判明する少女たちの6割が性的暴行が感染原因だそうです
(−−;)※このクリニックは貧困エリアにあります。

2極化とはこういうことなんだろうなぁ・・・と痛感すると同時に日本の将来を考えちゃいました・・・。

ゴーナム博士

■UCLA大学

ゴーナム博士をはじめとする6名の教授陣から講義を受けました。

クーペック

特に興味深かったのは、eCAM(Evidenca-based Complementary and Alternative Medicine:補完代替療法)の編集責任者でもあるクーペック博士の講義は、鍼灸医学のアカデミックな研究の光明が見えた気がします。
但し、アメリカの鍼灸は中医学が中心ですので、繊細な入江FTを使用した鍼灸治療を世界へ広げる活動の意義は大きいなぁ・・・と痛感したのと同時に、入江FTのアカデミックな研究ができたら最高だろうなぁ・・・と夢が広がりました。

■最後にゴーナム博士からディプロマを授与されました(^^)

授与

ディプロマ

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★鍼灸カイロプラクティック治療から花粉症を考える

栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2007.2.19

No.7 今回のテーマ
▼△ 鍼灸カイロプラクティック治療から花粉症を考える △▼

こんにちは(^^)
2月19日は『雨水』(うすい)です。
空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころ。
暦便覧には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記されています。

今年の春一番は、14日に吹いたと発表されました。

暦上では、春の始まりですが、関東ではこれから雪の降ることもありますが、今年は雪を見ずに冬が終わりそうですね。

初雪前に春一番が吹いたのは、気象観測史上初めてだそうです(−−;)

前号で、アル・ゴア氏の

不都合な真実(大型本)

を紹介しましたが、温暖化等々の地球環境の変化は私たちの健康そのものを冒しつつあるかもしれません(−−;)

鍼灸医学(東洋医学)では、病気の原因、つまり病因を3つに分類します。

・内因:感情の変動や精神的な疲労
・外因:季節の変化や自然現象
・不内外因:暴飲暴食や働きすぎなどの生活上の不注意

この内の外因として地球環境の変化は大きく作用しています。

環境問題に無関心・・・ではすまない危機に直面しています。
私たちのできることから始めたいですね(^^)

さて、本題の始まりデース(^^)

今回のテーマは

「鍼灸カイロプラクティック治療から花粉症を考える」です。

すがすがしい春!!!

のはずが、目からは涙、鼻水は止まらず、顔が・・・という憂鬱な季節に・・・(T T)

という人が多いのではないでしょうか?

今や天気予報でも花粉症情報が一般的に入るほどに・・・。

日本人の約20%が罹患していると言われています。もう国民病ですね。

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そこで、スギ花粉症の直接のアレルゲンである「スギの伐採」が話題にあがります。

私たちのホリス治療院にもスギ花粉症の患者さんがたくさん来院されますが、確かに「スギ」に反応しているのでしょうが、スギという直接の「外因」だけが悪者ではないようです。

というのも、身体環境がアレルギーを引き起こしやすい状態にある患者さんに症状が強いようです。
つまり、疲れていると強い症状になる!

「予防医学の三原則」

①入れない
②出す(デトックス)
③入れる
⇒詳細はこちら

という三原則を忠実に実行することにより、かなり生活がラクになる方が多いです。

特に
①入れない
は、最重要です。

有害な化学物質がアレルギーを引き起こしやすい身体内環境を作ってしまうと考えるといいでしょう。

有害な化学物質等々を含めて身体に有害な反応を引き起こすものを「毒」としましょう。

その毒を身体外に出すのが、解毒、排毒です。

近年では、デトックスという言葉で流行していますが、解毒、排毒処置は古来鍼灸医学(東洋医学)でもタイヘン重要視しています。

そこで、解毒、排毒するのは、肝臓の働きです。

鍼灸医学(東洋医学)でいう肝臓は西洋医学の実質的な臓器そのものよりも「目に見えない働き」まで含みます。

鍼灸医学(東洋医学)での肝臓は、春の臓器です。

ですから、春は解毒、排毒の季節と言えましょう。

解毒、排毒の病気と言えば、時として「風邪」も解毒、排毒の助けになることもあります。

インフルエンザが流行するのも年明けから3月頃までなのは、そんな解毒、排毒のため・・・

というケースもあります。

もちろん、今回の「スギ花粉症」もそんな解毒、排毒を助ける病気とも言えます。

そんな「スギ花粉症」のツライ症状を嫌って、症状を抑えるだけの対症療法ではますます身体内環境は悪化し、身体の孫常性維持機能(ホメオスタシス)は弱ってしまうのではないでしょうか?

つらいスギ花粉症ですが、スギだけを悪者にしないで、今のライフスタイルを見直すチャンスにしましょう!!!
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★正しい姿勢 正しい立ち方
鍼灸・カイロプくティック・フィジカルセラピーから考える

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2007.2.4

No.6 今回のテーマ
▼△ 正しい姿勢 正しい立ち方 

鍼灸・カイロプラクティック・フィジカルセラピーから考える △▼

2月4日は「立春」で~す。
立春は、陰暦正月の節(旧暦で月の前半にくる節気)で、陽暦では節分の翌日。
二十四節気の最初の節であり、八十八夜、二百十日など、すべて立春の日から数えます。
暦の上では旧冬と新春の境目にあたり、この日から春になります。

つまり、目に見えない流れからすると、2月4日から新しいエネルギーが始まります。

例年ですと、

「春が始まります。」

って、言われても寒さに震える時期ですが、今年は、「大暖冬」と言われるほどの暖かい日が続いていますので、何となく春らしさを感じますね。

地球温暖化etcを考えますと、ムムムですが・・・。

不都合な真実

環境問題で著名な元米国副大統領、アル・ゴア氏は、

「言葉選びは、非常に大切だ!」

とテレビ番組の中でおっしゃっていましたが、

「地球温暖化」

などの言葉では危機意識が起こりにくい・・・。
今、まさに、

気候の危機だ!」と・・・!!

不都合な真実(大型本

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■ さて、話を元に戻して、今回のテーマは「正しい姿勢」です。

★ 身体の歪みは万病の元!

と言われると、難しい理屈抜きに何となく

「そうだろうなぁ・・」

と感じていただけると思います。

その身体の歪みの原因はたくさんの要因が絡み合っているのですが、今回は、自分自身でコントロールしやすい “普段の姿勢!”について書いてみます。

実は、

“ちゃんと立つ!”“ちゃんと歩く!”

って、ほとんどの方が教わらすに、毎日繰り返し行っている動きなのです。

赤ちゃんのハイハイから、二足歩行に移行する時、移行した後も、ただ、“二足で歩く”という動きであって、日本人の場合、教育の中で、歩き方、立ち方等を教育される機会は、ほとんどありません。

街中で歩き姿、立ち姿を拝見しても、腰痛肩こり等々の原因になるような姿勢の方がほとんどなのです。

また、身体と感情は、密接につながっていて、お互いがダイレクトに影響を及ぼしあっています。

例えば、ダンサーの方などは、身体の軸の取り方や角度、使い方で、感情の細やかな変化を表現します。
悲しみを表現するには、首が下がり、肩も内側にふさぎこみますよネ!?

中心軸をつかみ、鎖骨と骨盤がしっかり広がっていると、胃腸も圧迫されず、スッキリと居心地がいい状態になります。

気持ちも、必要以上にクヨクヨしなくなりますので、少しだけ毎日の姿勢を意識されるだけでも、万病から遠ざかる日常へと変化するかもしれません・・・。

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■ 今回は、簡単な正しい立ち方、姿勢を書いていきます。

まず、歪みには左右の歪みと、前後の歪みがあります。

左右の歪みは、背骨を前後から見た時に、S字カーブやC字カーブのように歪んでいる状態です。

前後の歪みは、身体を横から見た時の歪みです。
(今回は、この前後の歪みに注目)

理想的な前後姿勢は、頚椎(首)で前わんして、胸椎(胸)で後わん、そして腰椎(腰)で前わんしている状態です。

前後バランス

この前後わんで、背骨にかかる体重等々の負担をバネのように吸収しているわけですが、重心のズレとともに歪んできてしまいます。

①猫背・・・前かがみであるくおばあさんを想像して下さい。
②そり腰・・猫背と反対に、反り返ってがんばっているおじいさんを想像して下さい。

この両方とも、足首、膝、腰、首とあらゆる箇所に負担が大きくなり、痛みの原因になります。そして、そのままにしていると骨の変形の原因になります。∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

★☆★正しい姿勢の立ち方★☆★

①つま足を45度くらいに開いて、かかとをつけ直立ちます。

②肩を開いて、胸を張ります。この時に、肩甲骨を閉じるようにします。

③あごを引いて、後頭部から頭頂部へ、上に引っ張られていることをイメージしていきます。
※この状態では、「そり腰」になっている場合が多く、猫背を治そうとして腰痛の原因になっているケースが多くあります。

④スキーのジャンプの飛行姿勢をイメージして腰を曲げずに前傾姿勢をとります。
このときに、介助者がいる場合はうしろから支えてもらうとラクにできるでしょう。

⑤その飛行姿勢のバランスのまま重心を戻します。

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猫背や肩が前方に歪んでいる人は、肩や首に力が入るでしょうし、そり腰がクセになっている人は背中やお腹に力が入ってしまいますが、力を抜けるように練習するとキレイな正しい姿勢で立てるようになると思います。

最初は、苦しく感じるかもしれませんが、毎日繰り返すことによって、正しい姿勢が自分のものになると思います。

姿勢は、病気の原因になるばかりでなく、美容とも大きく関係します。

ちょっとした立ち姿勢の違いで若々しくも、老けても見えます。

是非、上記のステップをふんで、キレイな姿勢で立てるようにしましょう!!!

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■栃木県宇都宮市 鍼灸カイロプラクティック院長の編集後記

今回は、姿勢を取り上げましたが、立ち姿や歩く姿勢って本当に大切ですね。
重心のズレは、心の病の前兆だったり、心の病を引き起こしたりもします。
また、老化する速度を加速するとも感じています。

ちょっと試してみてください。

頭を下げて、肩を落とし、背中を丸めて歩いてください。

気持ちが沈んでくるのが分かるでしょう。

反対に、胸を張って、目線を少し上げてまっすぐ歩いてみてください。
ちょっと手を大きく振って・・・ネ。

前向きな感情が湧き上がってきます。

正しい姿勢で目線を少し上げ、胸を張って元氣にいきましょう!!!

最近は、健康意識が高く、私の住む栃木県宇都宮市でも健康のために歩いている方を多く見かけます。
特に、有酸素運動が推奨されているためでしょうか、前傾姿勢で早歩きを一生懸命にしている方をお見かけします。
そんな姿を拝見しながら、膝や腰等々を傷めなければいいなぁ・・・
と思っています。

正しい姿勢での歩行が各関節の負担軽減には最重要ですし、歪んだ姿勢で歪んだ筋肉をつけてしまう・・・という危険性もあります。

正しい姿勢!!!

奥が深いなぁ・・・とつくづく感じます。

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★七草がゆ 鍼灸カイロプラクティック治療徒然に

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ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2007.1.7

No.5 今回のテーマ
▼△ 七草がゆ 鍼灸カイロプラクティック治療徒然に △▼

あけましておめでとうございます。

昨年はホームページ「ホリス治療院」の開設や本メールマガジン発行等々の新しい試みを始めました。
今年も皆様のお役立ち情報を発信していきますので、ご愛顧のほどよろしくお願い致します。

さて、1月7日は1年の無病息災を祈って、春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)を入れた七草がゆを食べる風習が平安時代頃から始まったと言われています。

現代では、正月の豪華なおせち料理やお酒の飲みすぎ等々で「脾胃の疲れ」(胃腸の疲れ)を取るためにも実践したい習慣だと思います。

東洋医学では、胃腸の疲れというと「李 杲(り こう)」(1180~1251年)という人が
脾胃論
を提唱しました。
李 杲(り こう)は、古典医書である「内経」「難経」を研究するもうまく成果が出せなかったそうです。

そこで、李 杲(り こう)は、以下の要因によって病気は引き起こされると考えました。

・精神的な刺激
・飲食の不摂生
・生活の不摂生
・寒暖の不摂生・・・etc

そこで、上記の病因が、人の「元氣」を奪い、内傷を引き起こすという【内傷説】を唱えました。

内傷説の重要なポイントは、脾と胃であって、脾と胃が傷害を受けると百病が生じるとしたことです。いわゆる

脾胃論

です。

病気の治療としは、脾と胃の元氣を補う「補剤」をよく使用したので、「温補派」と呼ばれています。

話を私たちの生活に戻しましょう!

脾と胃を冷やす生活が非常に多くなってきています。

例えば、冷蔵庫の普及があり、冬でもアイスを食べたり、氷入りのジュース、よく冷えたビールを一気に・・・などなど・・・。
また、夏場からクーラーや冷えた飲食で冷えた「脾胃」が冬にもっとダメージを受け、お正月の暴飲暴食でダウン(−−;)なんてことも。

症状としては、

・急性の痛み・・・ぎっくり腰寝違え等々
・慢性の痛み・・・肩こり・頭痛・膝の痛み

等々の筋骨格系の不快な症状や痛みが脾胃の傷害が病因だったりもします。

また内科、婦人科系の病気にもなりやすい体質の病因であったりもします。

近年女性に急増中の生理痛、生理不順、子宮筋腫、卵巣膿腫等々や男性ですと前立腺肥大や前立腺がんの病因で脾脾からくるものが、多いように感じています。

特に今の時期の脾・胃の疲れは、春先の花粉症に大きな影響を与えたりもします。

現代でも脾胃論から学ぶことはたくさんあります。

私たちが病気になると、

「精をつけるためにステーキを食べよう!!!」

な~んて元気になる食事として「肉食」をあげる人がいらっしゃいますが、これは要注意です。

反対に、七草がゆのような野菜中心の粗食が元気になる早道かもしれません。
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★☆★ 東洋医学 de メンテナンス ★☆★

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「身体が疲れたら、脾・胃の疲れを考えてみましょう!」

七草がゆだけでなく、週に一度の粗食Dayや、プチ断食など、脾・胃をいたわる生活習慣にしましょう!

■栃木県宇都宮市 鍼灸カイロプラクティック院長の編集後記

疲れや病気などのときに、栄養学的に栄養豊富なものを食べようとする傾向があります。
その結果、ますます身体が疲労(胃腸への負担増)ということになり、悪循環になることが
多々あります。

栄養学と身体の機序とのバランスはこれからの課題かもしれません・・・。

数年前の話ですが、末期ガン患者さんを診療しているときのことです。
体重が減ってきていることを患者さんは非常に気にしておりました。
そこで、患者さんが西洋医学の主治医に訴えたところ・・・

「アイスを毎日食べれば太るよ。」

と医師に指導され、患者さんは一生懸命アイスを食べ、一気に身体が衰退するということを経験した事があります。
(実は、この患者さんは週に1回の鍼灸治療をさせて頂いていたのですが、入江FT(フィンガーテスト)で非常に「寒邪」が入った状態が検出され、患者さんの不調が多くなったので、聞きただしたところ、アイスを食べているのが判明したんですけどね。)

確かにアイスは栄養学的には高カロリーな食べ物かもしれませんが、それでは体調を崩すのは目に見えている・・・。

木を見て森を見ず・・・

という治療や指導が多いのかもしれません。

今回は、脾胃論を取り上げましたが、体調が崩れたときに、

臓腑(内臓)を休ませてあげる

という発想も取り入れてみてはいかがでしょうか?

では、今回はこれまで。

どうぞ、ご自愛下さいマセ。
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★鍼灸カイロプラクティック治療でノロウイルスとは

栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

かぼちゃ

ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2006.12.22

No.4 今回のテーマ
▼△ 鍼灸カイロプラクティック治療でノロウイルスとは △▼

こんにちは。
今日12月22日は、冬至で~す。
昔は、新年の起点として冬至が考えられていました。
冬至は、一年で最も日が短く、この日を境に昼が延びていくからです。

しかし、これからが寒さの本番ですね。
私の住む栃木県宇都宮市では、耳まで痛くなる寒さ到来です。

古代中国の太陰暦で冬至は暦の起点で、厳粛な儀式を行っていたそうです。
中世から日本に伝わり、宮中などで朔旦(さくたん)冬至という祝宴を催していたそうです。

冬至は、生命の終わる時期だと考え、そしてそれを乗り越えるため無病息災の祈願などをしまた。

食べるものは・・・

かぼちゃ

ビタミンを摂りにくい冬場に長期保存ができてビタミンが豊富なかぼちゃはビタミン補給源として最適で、風邪予防にもってこいの食物です。

また、冬至といえば・・・

ゆず湯

ですね。
ゆずには血行を促進する成分や、鎮痛作用のある成分が含まれている事が分かっています。

成分分析ができる、はるか前から伝えられている智恵・・・

という事で、ゆず湯でホカホカに温まり、風邪を吹き飛ばしましょう!!

ゆず湯で半身浴!!

黄色の丸い実は、見ているだけでも心が明るくなりますネ(^^)

昔の人々の知恵!というところでしょうか?

風邪予防と言えば、インフルエンザの予防接種の広告が盛んに行われています。
皆様も医療知識を少しずつ高めて、皆様、広告に惑わされないようにしましょう。
さて、先日こんなニュースが流れました。

★変異型?ノロウイルス猛威 この25年で患者数最多

症状としては、急性胃腸炎のような下痢と嘔吐を繰り返し、相当つらいようです。
お子様や高齢者ですと入院もする方がいらっしゃいます。
近年このノロウイルスが騒がれる要因の一つに診断用検査の発展があり、数年前よりも簡単にノロウイルスが鑑別できるようになったのもあります。
昔だったら急性胃腸炎や軽い人だと胃腸の風邪のように扱われていたと思われます。
治療方法は西洋医学的にはありません。

感染経路は、経口感染です。つまりウイルスの蓄積した食品(カキなどの生食)を食べてしまったり、感染者の糞便や嘔吐物から経口感染する場合があります。

予防方法は、他のウイルス感染症と同じように十分な手洗いです。
ノロウイルスは空気感染をしませんので、インフルエンザのような流行をしないのが通常です。

ノロウイルスの世界的流行が懸念されています。

その原因としてノロウイルスの変異、強力化が伝えられているようです。
しかし、ノロウイルスの強力化よりも私たちの身体が弱くなっているのが誘引かも・・・しれません(−−;)
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★☆★ 東洋医学 de メンテナンス ★☆★

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新しいコーナーを始めま~す。その名も・・・

東洋医学deメンテナンス!!!

私たちの日々の鍼灸治療で培ったノウハウの中から、効率的で、簡単にご家庭でできる東洋医学の智恵をご紹介していきま~す。

さて、今回のノロウイルス感染症ですが、

症状が軽い人と重い人・・・
いつの間に元に戻る方とひきずる方・・・等々様々です。

日ごろのベースとして、ウイルスが悪さをしにくい身体環境を作るように心がけましょう!!

年末は、飲みすぎ、食べすぎが多くなる季節です。

冷たいビールやジュースが多ければ、消化酵素が温度に反応し、働き難くなります。
冷えた胃腸が、停滞すれば、食事から頂く栄養の吸収が悪くなり、全身に回るべき“精気”が回らなくなります。
目に見えない変化は、積み重なっていつか目に見えるウイルスの増殖という場面に出くわすことになりますネ♪

では、食中毒や飲みすぎ、食べすぎで吐き気を催したときの対処方法を紹介します。
いわゆる鍼灸医学(東洋医学)で言うところの悪心嘔吐(おしんおうと)の対処法です。

● 食中毒、食べすぎ、飲みすぎで起こる場合は、吐き出させたほうが効果的です。
  コップ1杯のぬるま湯に茶さじ1杯の塩(天然塩)を溶かして飲むと、嘔吐が出来てすっきりします。

● 今の時期特有の胃腸が冷えたり、季節の変化についていけない機能低下による胃の具合が悪くて悪心嘔吐がある場合は、温かいしょうがの搾り汁やしょうが入り葛湯を飲むと身体が温まり、吐き気がやわらぐ事が多いですヨ。
※脱水症状にならないように水分補給に注意しましょう!

悪心嘔吐の対処法でした。

■栃木県宇都宮市 鍼灸カイロプラクティック院長の編集後記

直接の原因はノロウイルスかもしれませんが、胃腸が弱り、免疫力が低下していると簡単にウイルス感染を起こしてしまいます。そのウイルスに勝てない身体環境に注目し、改善していくのが、鍼灸医学(東洋医学)の特徴のひとつです。

今の時期は、忘年会やパーティで暴飲暴食、夜更かしが多くなります。いつもより小食を心がけ、胃腸をいたわりましょう!!!

今夜はかぼちゃ料理とゆず湯の半身浴でゆっくりと・・・(^^)

では、今回はこれまで。どうぞ、ご自愛下さいマセ(^^)
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★地球は泣いている!?
鍼灸カイロプラクティック治療徒然に

栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

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ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2006.12.15

No.3 今回のテーマ
▼△地球は泣いている!?鍼灸カイロプラクティック治療徒然に△▼

こんにちは(^^)ホリス治療院の金井進です。
街中は、クリスマスソングが鳴り響き、なんだかワクワク、ウキウキしちゃいますね。
お子様がいらっしゃる方は、今年のクリスマスプレゼントは何にしようかな~なんて考えているでしょうか?

最近では、お店だけでなく、普通のご家庭でもイルミネーションで家をキレイにデコレーションをすることが流行っているようですね。私の住む栃木県宇都宮市でもステキなご家庭が多くなっているような気がします。

さて、そんなキレイなイルミネーションを楽しみながら、この裕福さに感謝すると共に、ちょっとした疑問も浮かんできます。
それは・・・消費電気量(−−;)

★☆★ 環境と身体 ★☆★

いわゆる3大疾患であるガン心臓病脳血管障害脳梗塞脳出血)、そして生活習慣病である糖尿病や高血圧、高コレステロール等々や、これらの病気と関係が深い肝臓や腎臓の疾患、骨粗しょう症、痴呆症などが急激に増えています。

これらの病気の原因の多くは、生活習慣(飲食、運動、精神的等々)のアンバランスと環境汚染にあると思います。

これら生活習慣のアンバランスによる「後天の氣」の失調に加えて「先天の氣」(親や先祖代々から受け継いだ元気)によって症状の表れ方は千差万別、病気も色々です。

⇒先天の氣、後天の氣について詳くはこちら

生活習慣をもう一度見直すときに、地球規模の視点も大切だと思うんです。

予防医学、未病医学、アンチエイジングと言いますが、私たちの健康を育むのは、大地であり地球だと考えます。
高価な自然食品やミネラル・ウオーターを食べても、サプリメントを摂取してもこの地球環境が汚染されてしまっては、生命力あふれる、豊かで幸せな人生をまっとうできないのではないでしょうか?

特に、アトピー性皮膚炎、喘息や花粉症等々のアレルギー性疾患や膠原病、ガン等々の患者さんを診ていると痛切に感じます。

ガイアの復讐

ということで、本の紹介(^^)

ガイアの復讐 中央公論新社 
■出版社・著者からの紹介
地球は今、怒っている。もう手遅れなのか
——「地球の臨床医」、ガイア理論の提唱者であるジェームス・ラブロックによる、人間によって傷つけられ、壊滅状態に近づきつつある地球の診断と再生への処方箋。
という本をご紹介します。

内容的には共感できる点と共感できない点があるのですが、皆様はどうお感じになるでしょうか?
共感できる点としては、
地球は瀕死の状態である!
また、この状態を改善するために科学を使用する!
という点です。
例えば、
温暖化防止のために、電気の消費量を減らそうとします。
夜10時以降に強制的に停電にしてしまえば電気消費量は減るでしょうね。
しかし、文明を逆戻りさせる発想だと想います。
では、どうするか?を私たちは現代人としての叡智を集めましょう!とする点が共感しました。
これって健康でも同じ事が言えるのです。

例えば、仕事が原因で病気になったとします。
健康だけを考えれば仕事を止めればよいわけですが、できない場合もありますよね。
その場合は、仕事に耐えうるからだを作る!また仕事以外では身体を第1にするというのが現実的ではないでしょうか?お酒を減らしたり、早寝をするとか・・・ネ(^^)
健康投資!を上手にするためには、誤った健康情報に踊らされないで、地に足をつけた日々の過ごし方が必要になると思います。ちょっとした健康投資を成功させるツボとコツをこのメールマガジンで少しづつお伝えできれば・・・と思っています。

■さて、話を戻しますが、

「地球は生きている!」

という概念を示すのが、「ガイア理論」です。
地球は生きている!っと聞いて、私たち日本人はなんとなく理解できるのではないでしょうか?この万物が生きている!という感覚は理屈抜きになんとなくわかっちゃいますよね。
小さな子どもが乱暴に机をけったりしていると

「机ちゃんが痛い痛いしているよ」

なんて言いますよね。
私たちはこの感覚を大切にして、

「生きている地球を大切にする!」

という生き方、最近では「LOHAS」(ロハス)と呼びますが、この地球を大切に思いやる生活が同時に、私たちの健康を守る生活になると思います。

「地球は泣いている!」

最近では、鳥インフルエンザ、SARS(サーズ)やAIDS(エイズ)等々の新しいウイルス感染症が地球規模で流行っています。これらは地球からのメッセージかもしれません・・・。

地球は怒っている!

というよりは、日々の鍼灸治療の臨床現場で、

「地球は泣いている!」

ということを痛切に感じますが、皆様には、地球からのメッセージはどう聞こえますか?
★☆★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★☆★

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★薬剤耐性菌~薬が効かない!!~
鍼灸カイロプラクティック治療徒然に

栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2006.12.5

No.2 今回のテーマ
▼△ 薬剤耐性菌~薬が効かない!!!~鍼灸カイロプラクティック治療徒然に △▼

国など立ち入り検査 埼玉医大病院の緑膿菌死亡で
記事提供 毎日新聞社【2006年11月30日】

埼玉医大病院の緑膿菌死亡問題:国など立ち入り検査 /埼玉

毛呂山町の埼玉医科大学病院で、04、05年の2年間に入院患者125人から抗生物質の効かない多剤耐性緑膿(りょくのう)菌が検出され、うち6人が死亡した問題で、厚生労働省と県は29日、医療法に基づく立ち入り検査を行った。

厚労省の所管病院に対する年1回の定例検査として実施したが、今回は問題を受けて院内感染対策の実態把握に重点を置いた。関東信越厚生局と県坂戸保健所の職員約20人が、病棟を視察したり、医師や看護師から聞き取り調査を行うなどして対策が徹底されているかを調べた。検査結果を検討の上、必要があれば病院側に改善を求める。

この問題を受けて設置された外部調査委員会(委員長・木村哲東京逓信病院長)は報告書で患者の半数は「院内感染の可能性が高い」と指摘。同病院では、今年に入っても40人の患者から菌が検出され、うち1人が死亡している。【小泉大士】
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  ホリス治療院・金井進のコメント

院内感染のニュースがまたでました。最近ではとても多いように感じます。
実は・・・院内感染も実際は多くなっているのかもしれませんが、ニュースになることも多くなったんですよね(^^)

さて、【緑膿菌】とは常在菌と言って、自然環境中にたくさんいる菌の代表選手です。
元気な人には緑膿菌に感染する事はほとんど見られないのですが、免疫抑制剤や後天性免疫不全症候群(AIDS)などにより免疫力の低下した人や長期間の入院や手術などで体力低下している人、または高齢者などの寝たきりの方たちに感染します。日和見感染と言います。

もともと緑膿菌は抗生物質(お薬)が効き難くい菌らしいのですが、薬剤耐性をもち益々抗生物質の効かない緑膿菌に進化しているということが問題だ・・・ということでしょうか。
つまりお薬が効かない!!!そんな抗生物質が効かない細菌のことを【薬剤耐性菌】って言います。

「薬剤耐性菌・・・?!」

「なーんだ、関係ない!!」

って思ったでしょうか?!
そうでもないかもしれません・・・。

もしも、あなたにお子様やご年配の家族がいらっしゃいましたら、『中耳炎』、『膀胱炎』や『風邪』って気になりませんか?

中耳炎』って結構、聞く機会が多いと思います。
今日は、『中耳炎』を例に身近なケースを紹介してみますネ。

特に小学校就学前のお子さんには、『中耳炎』って、あの耳が痛くなるヤツです。

では、
滲出性中耳炎
って言うのは?

急性中耳炎は、風邪から中耳炎になったります。その中耳炎を繰り返していると『滲出性中耳炎』と言われるようになり、

「幼稚園児時代に毎日半年も1年も耳鼻科に通院していた!」

なんてよく聞きます。

この中耳炎の原因菌には、インフルエンザ球菌・肺炎球菌・モラキセラ菌などがありますが、それらのうちの4割とも6割とも言われる割合で耐性菌となっているというデータもあります。

つまり、半分以上は抗生物質が効きにくい!もしくは効かない菌になっているということです。

風邪から中耳炎になり、ズルズルしているうちに、慢性中耳炎滲出性中耳炎に移行することってよくあります。

小学生に上がる前に、9割の子どもが中耳炎滲出性中耳炎にかかるというデータもあります。(滲出性中耳炎の鍼灸医学の捉え方は後日お送りしま~す。)

当ホリス治療院でも慢性中耳炎滲出性中耳炎のお子様が多数いらっしゃっています。
そんな患者さんを診させて頂いて言えるのが、

抗生物質が効かない

風邪に抗生物質の薬を飲ませることは要注意!!!

安易に抗生物質を服用させる事は要注意が必要です。抗生物質は細菌感染症には意味がありますが、風邪、いわゆる流行性感冒の『ウイルス感染』には意味がありません。

日本は、世界でも有数の抗生物質乱用国だそうです。
(周りを海で囲まれているので、隣国から苦情がでることもない・・・って、大陸続きの諸外国から言われているらしいです・・・。)

抗生物質の乱用が新たな薬剤耐性菌を作る!

という悪循環を作ってしまうからです。
私たちが安易に抗生物質を服用しない!というちょっとした心がけが、私たち家族や子孫を守ることになるかもしれません。
抗生物質が効かない参照

さて、補足として

風邪に効く薬はない!

つまり、ウイルスに効く薬はない!と考えてください。

風邪をひいたら、水分補給と安静が最低限必要です。
自分の免疫力で治して、自分の中身の浄化ができるよう、身体の力を信頼してみましょう!!

当ホリス治療院には、風邪をひくといらっしゃる患者さんも多くいますが、鍼灸治療の場合、患者さんが、自分で治せる力を底上げすることに主眼をおきます。

まずは、ご自身でもその間、免疫力をあげるような生活を送る事を心がけることが一番かもしれません。
少し意識するだけでもかなり違いますよ(^^)

■最後に・・・

緑膿菌の院内感染の話から大分それてしまったように感じられるかもしれませんが、薬剤耐性菌のニュースを聞くたびに、私たち一人ひとりの医療との関わり(安易な抗生物質の服用)が、また新しい病気を作っている!と感じてしまいます。

病気の原因菌を【悪】とみなし、撃退する武器(薬)だけを欲するのではなく、病原菌に必要以上に悪さをさせない柔軟な免疫力を作るようにしましょう!!!

インフルエンザの季節が到来します。どうぞ、ご自愛下さいマセ(^^)
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★『冷え』への対策編~半身浴~
鍼灸カイロプラクティック治療徒然に

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紅葉

ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ~”を応援する智恵・・・

2006.12.1

No.1 今回のテーマ
▼△『冷え』への対策編~半身浴~鍼灸カイロプラクティック治療徒然に △▼

皆様、はじめまして~(^^)ホリス治療院の金井進です。

いよいよ師走、12月に入りますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

栃木県宇都宮市では朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
毎朝、愛犬(黒ラブ)の誠一郎君と散歩をしているのですが、ツライ・・・(−−;)

さて、これから忘年会、クリスマスパーティ、新年会等々で年末年始は、暴飲暴食になりやすくなります。
この暴飲暴食によって胃腸は弱りきってしまいます。
その弱った胃腸に冷たいビールやジュースでとどめ・・・(−−;)
しかも夏にクーラーで冷やした身体にはとてもキツイです。
そのため、年間を通して、冷え症の人がたいへん多くなっています・・・
ということで、今回は『冷え』について・・・。
『冷え』って曖昧な概念ですが、サーモグラフィーで青くでる…という視覚で見えるものに合わせて、“氣・血・水”の流れや過不足と捉えてみましょう…♪

鍼灸医学では、病気の原因には、外因と内因があると考えます。
外因とは、周りの環境による刺激(ストレッサー)等のことです。これらを大きく分けるといくつかに分類できます。
例えば、
パソコンを続けてやり過ぎて(原因)眼精疲労肩こり首が痛む(発症)ときや、食べ過ぎて腹痛下痢をしたり、車の運転を長時間して腰痛等の生活素因で起こるもの。
そして、季節の変わり目でぎっくり腰寝違え等の自然環境の刺激(ストレス)があります。

内因とは、遺伝等の先天的素因、悪い生活習慣による後天的失調や精神的素因のことです。
悪い生活習慣異は、暴飲、暴食、偏食等の飲食の不摂生や、労働条件、生活環境、運動不足、分娩異常など、さまざまな原因があります。

『外因は、内因を通じてはじめて発現する』

と考えていきます。
つまり、身体の内的環境がバランスを崩している(内因)と、外的刺激(ストレス、外因)に非常に弱くなります。
風邪を引いたり、アレルギーが出たりと色々な症状を引き起こします。
そこで、身体の内的環境を整えていくと、病気の治療にも、予防にもなると言う訳です。

今回の『冷え』について言えば、身体の内的環境の整っている状態は、「頭寒足熱」の状態です。冷えは、その逆で、頭はのぼせ、足は冷えている状態です。
つまり、
「上実下虚!!!」
上半身と下半身のアンバランスな状態になっている…ということです。

■私は冷え症ではない!?

と言い切る方っていますヨネ…。でも腰痛肩こり頭痛冷え症が遠因になっているかもしれませんヨ。
冷え症の方の中には、「冷えほてり」といって手足はとても熱く感じる方もいらっしゃいます。
冬なのに布団から足を出さないと熱くて寝られない・・・という方は、「冷えほてり」かもしれません。

自分は冷え症ではないと思っていらっしゃる方も腰痛肩こり頭痛だけでなく不快な症状を「冷え」が引き起こしているのかもしれません。

例えば、
● 便秘薬を常用している人
● 冬でもアイス等の冷たい飲食物をよく食べる人
● 肩こり、腰痛や生理痛等々の痛みのある人
● 慢性病を持っている人
● 手術の既往のある人
● 花粉症、アトピー性皮膚炎等のアレルギーのある人
等々は、「冷え」を持っていることが多いようです。

お風呂

■冷え症対策として、【半身浴】をご紹介いたします。

●半身浴とは

お風呂で、みぞおちから下だけつかる入浴法が半身浴です。下半身の血液を温める事で全身の血液循環を活発にし、さらにはからだの各機能が本来持つ働きを促進、回復させるという優れた効果を持っています。しかも上半身を出していることにより、心臓や肺などの内臓に負担をかけず、長湯も大丈夫です。そして人間の平熱に近いぬるめの湯で、汗が出るまで、約20分間リラックスして、つかるようにしましょう。お好きなアロマの香の中、ゆっくりとリラックスなんてステキ・・・。
※アロマのエッセンシャル・オイルをお使いの方は、良質なものを選び、原液を何かで乳化させましょうネ♪

①まずはバスルームを温めて上半身が出るので、冬は寒いと思う人は、熱いお湯を壁や床に打って、バスルームを温めて下さい。(室温は、22度以上に。お湯とのバランスのいい温度です。)

 ②なぜぬるめなの?
★温度がポイント!!!★
38度~40度のお湯に設定しましょう。42度以上の熱いお湯の方が、断然からだが温まりそうな気がしますが、実は逆効果です。人間のからだは生理的に、常に36度前後の平熱を保つように作用しています。平熱に比べてお湯の温度があまり熱いと、からだが熱を伝えないようにバリアーを張ってしまいます。しかも、血圧が最初の2分間で、50近くも上がる事もあり、事故になりかねません。からだの機能を鎮める副交感神経を優位にし、リラックス効果を得る意味でも刺激は少なく、かつ温まるこの温度を必ず守りましょうネ。キチンと計って適温をキープ!

③上半身はダメ!お風呂前は、下半身のかかり湯下半身だけお湯につかる半身浴。上半身を濡らさず下半身を軽く流す程度にしましょう。(寒い人は、最初Tシャツを着てもOK!)

④じんわりからだの芯から温まる20分間最初は、肌寒さを感じても5分過ぎ、10分過ぎると、身体が温まってきます。15分を過ぎる頃には、お肌にほんのり赤みがさし、汗が浮かび始めたら、身体が芯まで温まったという合図です。ここまでが約20分くらいですが、冬場など温まりにくいので、時間を少し延ばしましょう。
また、20分と時間が長いので、風呂イスをお湯の中に沈めて座るなど、工夫して下さいネ。
ちなみに、汗が出ると代謝が活発化しますので、途中水を飲むのは、大歓迎(^^)但し、お酒、食べ物は厳禁です。

⑤湯冷めに注意
汗をたっぷりかいた後は、毛穴が十分に開き、老廃物が浮き上がっている状態ですから、軽く流す程度でも汚れはキレイに落ちます。洗いすぎは肌をかさつかせたり、傷めたりします。湯冷めしないうちに、ササッとスピーディーに洗いましょう。その後は、もう一度、半身浴をしても全身欲をしてもOK!!

⑥お風呂上りは着込んでリラックス♪
お風呂上りの身体は、熱の固まり状態・・・。湯冷めしないために、特に冬場は、すぐにたっぷり着込んで眠りたいところですが、熱が過度にこもると眠れない!こともあります。
熱が少し冷めたら、汗をよくふきとり、ベッドに入れば、ほどよい温かさで、心地よい眠りにつけるでしょう。
また、長時間、薄着でいたり、汗をそのままにしていると、かえって身体を冷やしてしまいますので要注意!

今回の【半身浴】は、自宅に簡単にできますので、試してみて下さい。
1ヶ月くらい続くますと、からだの変化がわかると思います。
特に症状のある方は、なるべく最初は、集中的に続けてみて下さい。

1年の締めくくりの月です。1年間、働き続けた身体をいたわって、新年を迎えるようにしましょう。
気ぜわしい師走だからこそ、身体にもご褒美を・・・。
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