重要な4つの背景

日本医療は世界一???[???i?????????j
 
確かに皆保制度のお陰で、誰でも医療の恩恵が受けれるようになりました。
 
しかし反面、そう嬉しく感じてばかりはいられないようです。


身体もそうですが、温かな湯ばかりにつかっていると、
つい怠けたくなるのが人間の性。
それを証明するかのように、「生活習慣病」と言われるものが、医療費の約3割を占め、
このうち糖尿病だけで、03年度には約1兆1500億円?????`?i???_???????j


1990年度の6100億円のほぼ倍にまで増加してしまっています。


まずは、鍼灸医学(東洋医学)の現場から少し視点を広げて、


「これからの健康という考え方」

を今までの時代と
『なぜ、変える必要があるのか?』
について、いくつかの背景を述べたいと思います。


皆様の中には、
『変えなくたっていいわ!』
とか
『そんなに長生きしなくてもいいわ!』
とか思う方もおられるかもしれません。

もしかしたら、各人の好き嫌いにかかわらず、
『変えざるを得ない』状況にある時代なのかもしれません。
そんな情報のひとつになれば幸いです。

まず、今回は、客観的に4つのカテゴリーに分け、
それを通して背景を見てみたいと思います。

背景1.医療システム
保険診療
自費診療

背景2.人口問題
少子高齢化を現場から視る!!

背景3.地球環境の変化&生活環境の変化
有害物質
資源の枯渇化

背景4.情報処理と考え方
情報の質と量

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背景1.医療システムの変化

医療というと、解剖学、病理学、生理学・・・と専門的で職人的な印象と、
それに裏づけされた信頼からか「病気を治してくれる!」という
盲信に近い念を想像してしまいますが、
実はそこから勘違いが始まっていると言っても過言ではないように思います。
実際盲信している方は非常に多いように感じます。

今回少し視点を変えてみましょう。
医療といえども、バックボーンには経済システムが横たわっており、
それに応じて現場は、かなりの影響を受けつつ
成り立っていることを忘れてはいけないと思います。
現在日本では、国民皆健康保険制度があります。
その枠組みの中で、健康保険証を使って、
治療できるものとできないものがあります。
国から医師へ支払われる「診療報酬制度の中身の割合」を変えると、
日々の現場も在り方が変わってくるのは当然あり得ることです。
ここで、asahi.comからニュースを引用してみましょう!
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医療制度改革法が成立 高齢者の負担増、入院日数削減
2006年06月14日11時54分

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高齢者を中心とする患者の窓口負担増や、新たな高齢者医療制度の創設を柱とする医療制度改革関連法は、14日午前の参院本会議で自民、公明の与党などの賛成多数で可決、成立した。患者負担引き上げに加え、長期入院患者の療養病床削減、生活習慣病予防など、高齢化で増え続ける医療費の抑制を強く打ち出した内容で、今年10月から順次実施される。

10月には患者の負担増が始まる。70歳以上で一定所得以上の人の窓口負担は現在の2割から、働く世代と同じ3割に。療養病床に入院しているお年寄りの食費・居住費が全額自己負担になるほか、70歳未満の人も含め医療費の自己負担の月額上限が引き上げられる。

75歳以上の全員が加入する高齢者医療制度は08年4月スタート。これに合わせて一般的な所得の70〜74歳の窓口負担が1割から2割に上がる。75歳以上は1割のままだが、全国平均で月6200円程度と見込まれる新保険制度の保険料を払わなければならなくなる。

現在、全国に約38万床ある療養病床は12年度初めまでに15万床に削減。減らす23万床分は老人保健施設や有料老人ホーム、在宅療養などに移行させる。生活習慣病予防は中長期的な抑制策の軸で、40歳以上の全員を対象にした健康診断・保健指導を健康保険組合などの保険者に義務づける。

地方に抑制の責任を担わせるのも特徴。都道府県ごとに平均入院日数の短縮など数値目標を盛り込んだ医療費適正化計画を作らせる。中小企業の会社員ら約3600万人が加入する政府管掌健康保険の運営は、国から公法人の「全国健康保険協会」に移管。都道府県の支部ごとに保険料率を決めるようになる。

厚生労働省はこれらの施策で2025年の医療給付費を、現行のままの場合の56兆円から48兆円程度に抑えられるとしている。

国会審議では、野党側が患者負担増について「高齢者の家計は大きな打撃を受ける。行き過ぎた受診抑制を招く」と批判。療養病床削減には与党からも、行き場のない高齢者が出かねないと心配する声があがった。

このため参院厚生労働委員会での採決では、低所得者への配慮や、療養病床再編に対する支援策の充実などを盛り込んだ付帯決議がつけられたが、どこまで実効性があるかは未知数だ。

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以上は、医療制度改革関連法のニュースの抜粋ですが、これからの医療制度の向かっている2つの方向性があります。

(1) 在宅ケアの拡大

これは、長期入院患者の療養病床削減にみられるように、高齢者等々の病気の方々を入院ではなく、在宅で看病していきましょう・・・ということです。
つまり、今までは脳梗塞等々で半身不随や1人で生活ができない状態になったり、寝たきり状態になってしまったら、入院して過ごせました。しかし、これからは基本的に3ヶ月以上の入院はやめましょう!ということです。
現在でも、脳梗塞等々や手術後、起き上がれない状態の高齢者でも退院を余儀なくされているご家族からの相談を受けることがよくあります。

「85歳のおじいさんが骨折して入院加療3ヶ月後、骨は治りましたが、起き上がることができない状態になりました。しかし、退院することに・・・。そこで、63歳の娘さんが介護することになりました。在宅ケアを受けることになっていますが、家族は24時間体制で介護することになりました。」


このご家族の場合、娘さんが介護できる状態だったので、まだ救われますが、娘さんが働きに出ている場合は大変です。70歳代、80歳代の高齢者を介護するためには、その子供の世代、60歳代、50歳代の方が24時間体制で介護する必要が出てきます。24時間365日です。中には、介護のために仕事を退職するケースもよく聞きます。
退職できるケースでは、どうにかなりますが、40歳代で子育て中に親の介護が必要になるケースもあります。今の現役世代は、子育てと高齢者介護の両方をしなければならない事態になってしまっているケースも多数見受けられます。

(2) サプリメントの拡大

これは、特定保健用食品(通称:トクホ)にこれからのサプリメントの動向がうかがえます。
以下、東京都福祉保健局 食薬インフォベースのHPからトクホについてみて見ましょう。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/hoei/hoei_003/hoei_003.htmlより抜粋

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トクホは、平成3年にできた制度で、個々の製品ごとに厚生労働省から許可を受けており、保健の効果(許可表示内容)を表示することのできる食品です。
他の食品と違うのは、身体の生理学的機能などに影響を与える成分を含んでいて、血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、お腹の調子を整えるのに役立つなどの特定の保健の効果が科学的に証明されている(国に科学的根拠を示して、有効性や安全性の審査を受けています。)ということです。
(以下中略) 
なお、医師による治療を受けている方で、トクホを使ってみたいという場合には、まず、主治医にご相談ください。(以下略)

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この部分がミソです。つまり、医師の管理の下でトクホ、つまりサプリメントを飲みましょう!という政策です。
トクホやサプリメントは健康保険が使えない、いわゆる自費にあたります。医師にトクホを処方してもらった場合、その診察料は自費診療に当たると考えられます。今でも病院と同敷地内にサプリメントを販売していたり、隣に薬局を経営している医院がありますが、近い将来、健康保険証が使える薬と自費のサプリメントを併せて病院で処方される時代が来るかもしれません。

生活習慣病が医療費の約3割を占める現在、その予防的処置が急務になっています。しかし予防処置は自費で・・・。

そして、風邪等々の軽度の病気の場合は、サプリメント等々の自費で対応するように国策として進めているのが伺えます。そうしなければ、これ以上、国民皆健康保険制度が持ちこたえられない時代になっています。
※病気の予防処置等々は、健康保険制度上、原則扱えないことになっています。それは、健康保険制度が病気を治すことを主目的としているためです。この制度上の意図から、3ヶ月以上の療養型病床の削減政策が進められています。
ということは、病気になる前に予防する・・・という予防治療(メンテナンスケア)には、健康保険は使えない、自費診療になる!ということですので、その点をしっかり頭に入れておく必要がありそうです。
もう一度、繰り返します。健康保険を使用する治療法は、「病気になってから治療する」と言うことで、大げさに言えば、「病気になるまで待って治療する」ということです。

健康保険制度や診療報酬制度、つまり経済システムによって、国の政策が変わり、そして病院等での診療現場の在り方が変わります。そのときに私達の健康、病気とのかかわり方も変化してくるのは当然のことです。

※EBMも医療経済学からの発想が大切になります。つまり、医療も「対費用効果」をみる研究が先進諸国では始まっています。

なぜ、今、その切り口が大切かと言えば、20世紀までまかり通ってきた「健康皆保険制度」が、実質破綻している状況だからです。「少子高齢化」の人口問題と税金のバランスがここでも大きく崩れ、今までのように「お財布の負担が少ない医療」とは言っていられない状況に全日本国民はおかれてしまっています。

といってもまだ実感として感じられない方もおられると思いますが、2004年秋に訪れた、とある開業医の待合室に「混合診療反対への署名表とチラシ」が置かれていました。
「ここまできても、まだ一方的に反対か・・・」

とビックリしましたが、「保険診療と自費診療の混合が進められている・・・」ということは、病気という形態をとってから医療に掛かると「高くつく!!」という時代になった事は賛成反対にかかわらず、間違いないことです。
またこれは相互扶助ではじまった「国民皆保険」システムは、今までと全く同じようには成り立たなくなったことを意味しています。

背景2.人口問題 〜少子高齢化を現場から視る!!〜

前項で、健康保険制度(税金)と人口減少のバランスの変化を述べましたが、「人口ピラミッド」で図解します。

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ピラミッドの形が逆さまになりつつある分布図を見れば、今までとは違う、工夫が必要になるのは一目瞭然です。また、これからを担う子供たちの様子を現場の臨床からみますと、明らかに身体に異変が起きていると感じます。

いくらやる気にあふれた心を持っていても、人工乳、有害電磁波や化学物質等の少なかった時代に胎児期、幼児期を過ごせた今の成人や高齢者に比べ、肉体へのダメージが最初からかなり違っていると言わざるを得ない状況です。戦後、体格の良いアメリカ人にあこがれて、パン食のような西洋食をとり入れ、身体は大きくなったかもしれませんが、“質性”は失われたものがないとはいえない現状です。
出生数の減少と肉体の質の問題を考えるとき、ダブルパンチを食らうような底知れぬ怖さを現場で感じてしまうのです。

また、「不妊」という問題も根が深く、産みたくて膨大な医療費(不妊治療費)をかけ、心身ともに疲れ果てるまで、トライしてみても、授かることができない人たちのニュースもずいぶん取り上げられています。「シゴト志向の身勝手な女性の問題」などと片付けられない様々な問題が見え隠れしていることも一言申し上げたいと思います。

因果関係がハッキリしないことは学術的に認められない世間事情ですが、ベトナム戦争に使われた「枯葉剤」などは、その後3世代後の現在も生殖の異常(奇形等)に影響が及んでいる現実があります。濃縮されて世代をおってしまう有害化学物質が身近なところにも人工的に案外たくさん潜んでいる可能性もなきにしもあらず!!
これが、近代ならではの産物なのです。

背景3.地球環境の変化&生活環境の変化

この問題はあらゆる角度から見ますと、幅が広くなってしまうので、日ごろの臨床の中で、身近に関係するところを、現場の視点から紹介します。

(1) 「身体の中で、最大の臓器は皮膚である!!」
東洋医学、特に鍼灸医学の場合、人体の一番外側にあって、一番大きな臓器でもある『皮膚』から多大なる情報をキャッチしていくことから始まります。そして、東洋医学的診断のもと、フィードバックしていくのですが、『皮膚』を人体中の最大臓器と見る人はあまり多くありません。大人で、体重の15%で表皮・真皮が3kg、皮下脂肪6kgほどです。表面積 1.6uで、厚さ(0.6mm)の巨大な器官です。そして通常、6項目の働きを自動的に行い、身体の恒常性を維持している防衛システムであり、排泄にも欠かせないところなのです。

※ 皮膚の働き=皮膚は内臓の鏡!と言われています!!!
(1) 身体の保護作用
(2) 体温調節作用
(3) 分泌排泄作用
(4) 呼吸作用
(5) 再生作用
(6) 感覚作用(仮説:原始信号系の送受信作用)

だからといって、特別に強調するわけではありませんが、人体に有害になるものの中でも、毎日皮膚に触るもの、肌につけるものに関しては、私たちは非常に重要視しています。

それほど、理不尽なリスクを負っていることも知られていない状況です。

周知の事実ですが、私たち個々人をはじめ、全体を取り巻く地球環境も、ここ60年の間に最悪な状態にまで汚染されてきてしまっています。

特に、有害な化学合成物質は近代独特の産物であり、皮膚や身体のもつ、恒常性維持機能(ホメオスタシス)の許容範囲を超えてしまっています。

賛否両論あるようですが、特に日本においてはドイツの基準値からすると2度と足を踏み入れてはいけない・・・汚染地域になっていると言う学者さんもいるほど汚染されているようです。

 

アトピー性皮膚炎喘息花粉症をはじめとするアレルギー性疾患難病奇病うつ病などが増えていていますが、これらの病気は

「地球や身体からの奥底の悲鳴!!」

とも受け止められます。

(2) またライフスタイルの変化として、調理器具(電子レンジ等々)、自動車や電車のような便利な道具が満ち溢れ、身体を動かすことなく生活する時代は、人類史上近年しかありません。

数億年以上も昔から身体を動かして生きてきた私達が、全く身体を動かさず一日中パソコンに向かうという異常な時代になっています。

また昼夜の区別なく生活するライフスタイルは人類が経験したことのないライフサイクルになっています。この事により、体内のホルモンバランスが大きく崩れていく要因にもなっています。

(3) 最後に、地球上における資源の枯渇化の問題。

これは、今主流になりつつある「サプリメント」への要求が高まっていることの源の問題です。

何と言っても、それなりの歴史がある地球上の栄養分を先人が食い尽くしてきたのですから、後世に生まれた私達が、先人と同じ恩恵を地球から受けることは難しいのです。

特に日本では・・・。

昔の日本人が、1頭のクジラの命を余すところなく使い切って、循環させていた時代に比べたら、とりたい放題とっては循環のサイクルに乗せず、食いつぶしていった歴史は短いのかもしれません

。また世界的に増加した人口は、1800年代は約8億人。それが、100年で倍の約16億人。その60年後の1960年には倍の32億人。そして現在は65億人を超えています。実に約40年で倍増!!という恐ろしい状態になっています。

食べ物だけでなく、量産に主眼をおき、質的に空虚なものを多く摂取してきたツケは必ず回ってきてしまうのではないでしょうか?

1800年代 1900年 1960年 現在
8億人
(100年で倍増→)
16億人
(60年で倍増→)
32億人
(40年で倍増→)
65億人
(増え続けています)

背景4.情報化社会 〜情報の質と量〜

テレビも含めIT環境という変化で、色々な知識や情報を得ることができるようになりました。
特に健康情報は氾濫しています。そんな情報過多時代にあって・・・

玉石混交の状態から何を選ぶのか・・・?
どうやって確かめるのか・・・?

という各個人の価値観と決断が求められる時代になりました。
こういう表現が適切かどうかはわかりませんが、「健康について」に関しては最終的には「死」から逆に考えなくてはならない面もあります。


やはり自らの命の使い方を経営感覚で生きる人と、そうでない人とでは、選択肢がかなり違ってくるのが、これからの「健康観」だと察しています。

まとめ

さて、4つのカテゴリーから視た独断独自の背景を述べたが、「健康」をキーワードに「これからの健康の考え方、捉え方を「なぜ、変えざるを得ないのか?」が少し見えてきて頂けましたでしょうか???

健康投資とはこの4つのカテゴリーを背景に、内因、外因、不内外因の項で取り上げる生活を取り巻く環境!
食物、日用品の経皮毒、身体や心のトレーニング、そしてメンテナンスケアに至るまで、より良いものにしていく為の投資だとお考え下さい。
これが、予防医学、アンチエイジングにつながる目先の快楽だけ追うよりも、将来を見据えての最善を選択できる賢明さを持ちたいものです。

(また、現在、数字上の客観的データを取る検査も身体に負荷の少ないものがたくさん開発されていますので、専門医に相談してみるのも良いでしょう!!)

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