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ホリス治療院

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栃木県宇都宮市 鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーの本格治療院

古典的鍼灸治療の歩み

古典
鍼灸の発生起源は詳しくは分かっていませんが、紀元前後の中国で発祥したとされています。
ここでは、3大古典医学書を紹介します。

■ 黄帝内経

まず、始めに、古典鍼灸医学書として代表的な「黄帝内経」があります。
「黄帝内経」は、紀元前1世紀頃の後漢時代に集大成されたと言われています。黄帝とは、古代中国の架空の黄帝の名前です。伝説には、生まれつき神のように霊妙なものを持ち、幼児からものを言うことができ、7歳頃には身体の発達もよく才智が敏速であった・・・とされています。
成長し、木火土金水の五行説を治めます。天地の法、陰陽五行の運行、人の死生についての儀礼・存亡・安危の変化に従いました。春夏秋冬の時にしたがって、百穀草木を蒔き植えて植物を確保したとあります。皇帝が著したものとしてこの「黄帝内経」がありますが、仮託であり、著者成立時期不明です。

「黄帝内経」は、「素門」と「霊枢」の2部からなり、古代中国の哲学であった「陰陽五行説」を基本理論としています。
「素門」はおもに人間の生理、養生、衛生などを環境(季節、気候など)との関係で書かれており、現代医学的に表現すれば、解剖・生理・病理・衛生の基礎医学と言えます。
「霊枢」は鍼灸について書かれています。

「素門」の中にある医学の歴史が書かれていますので、引用してみます。
「東方地区は、気候も温和であり、海岸地帯なので魚類を食し塩を摂ることが多い。人々の生活や労働の環境は水と縁が深い。魚類を過食するために、内熱を産生することが多く、塩味のものを摂りすぎるので用意に血液を損傷する。ゆえに、この地区の人は顔色が黒く、皮膚が荒れており、できものができやすい。治療法はメスを用い膿んだ血を出すことである。このようにメスを用いる治療方法は東方で発達して広まったのである。」

「未開の北方は、遊牧生活のため乳製品の摂取が多く、腹部が張るなどの疾患が多い。ゆえに灸治療が発達し伝来した。」

「常夏の南方は、湿熱が多い環境であるため、筋肉がつったり、肢体が麻痺したりすることが多く、鍼治療が発達し伝来した。」

「平坦な地、湿潤な気候の中央部は、物産も豊富で、安逸な生活を営み、身体を動かすことが少ない。ゆえに血行運行が滞り、四肢が動かなくなったり、冷えたり、ほてったりする病にかかりやすい。ゆえに呼吸を調整する気候や按摩が発達した。」

とあります。それぞれの土地の気候風土にあった治療方法が生み出され、「黄帝内経」はそれらを集大成したものです。また校訂に校訂を重ねて現代に伝わっているようです。

もう一度繰り返しになりますが、黄帝内経(素門・霊枢)は、鍼灸医学の基本概念である「陰陽・虚実・氣血・五行」などを体系化したものです。この基本概念をもとに進化発展しているのが鍼灸医学です。

■ 神農本草経

次に、「神農本草経」があります。
神農は、古代中国の伝説の人と言われています。姿は人身牛首で、農耕と医薬の祖とされています。
神農は、農具を作り人々に田畑を耕すことを教えたと言われています。また、神農は、百草(あらゆる草木)を食べて、その特性を判断分類し、初めて医薬を作りました。その時に、1日に70種の毒に遭ったという伝説が残されています。
「神農本草経」によると薬物には、365種類あり、動物薬67種、鉱物薬46種、植物薬252種があります。
また、その薬性によって、上薬・中薬・下薬と分けました。
上薬は、多量に長期に服しても無毒で不老延年を目指し、中薬は無毒と有毒があって、考慮して使用し、病をとどめ養生に効きます。そして、下薬は多毒で、治療に応用します。

■ 傷寒雑病論

そして「傷寒雑病論」があります。漢方薬処方のバイブル。「傷寒論」と「金匱要略」から成っています。「傷寒論」は急性熱性病に関しての病態と診断をまとめた書です。「金匱要略」は慢性病の治療法をまとめた書です。
2世紀中頃から3世紀始めの人、張仲景が著したと言われています。仲景は、医術を南陽郡(現在の中国河南省)の張伯祖に学び、伝授されました。治療が上手でとくに経方に精通していました。
当時は、疫病が流行し、多くの人が死んでいました。仲景の宗族は200余人いましたが、10年の間に3分の2が死んでしまいました。その7割が傷寒(急性熱性疾患)でした。そこで、「素門」等々の古典鍼灸医学書を選用して「傷寒雑病論」16巻を作成しました。そのうちの「傷寒論」10巻を除いた残りの雑病部6巻を簡略したものが「金匱要略」だと言われています。
「傷寒論」では傷寒は、太陽→少陽→陽明→太陰→小陰→厥陰と進み、その病期における病状とそれに応じた薬物療法が記され、診断は脈診が重視されています。

以上が3大古典医学書と言われているものですが、もう1つ私達の鍼灸医学の大きな影響を与えているものがあります。

■ 難経

それは、「難経」です。
扁鵲が著したと言われています。年代は紀元前500年頃、春秋戦国時代です。伝説では、扁鵲が若いときに、ある隠者(神人と称されている)、長桑君(ちょうそうくん)と出会い交際すること10余年。長桑君は扁鵲を呼んで誰にも口外しないという条件で、禁方(医薬についての秘密の方法)を伝授しました。

※一子相伝や口伝だったことが伺われます。古典鍼灸医学書から学ぶときの注意点の項参照

 

古典には、伝授したエピソードを語ってあります。
長桑君がある薬を扁鵲に渡し、


「上池の水(まだ地に落ちない、例えば露や竹林の上の水)で飲みなさい。30日たつと物を知ることができる。」

と言い、その禁方の書を全部扁鵲に与えました。そして長桑君は姿を消します。扁鵲はその通り約束を守ります。そして30日後には、壁の向こう側の人をうかがい見ることができるようになり、同様に病人を視ると五臓(肝・心・脾・肺・腎)が見え、病の箇所が分かるようになったと伝えられています。この五臓の病をうかがい知る方法として脈を診る、脈診を伝えています。

その他にもたくさんの古典が残されていますし、編纂を繰り返し現代に残っていると思われています。

私たちは、その古典を紐解きながら現代の鍼灸治療の体系を組みなおしているのです。
古典鍼灸医学書はシステム化され、文献として集大成されています。

■ 古典鍼灸医学書から学ぶときの注意点

しかし、古典鍼灸医学書から私達が学ぶときに、暗号を解読するという姿勢が必要です。

その理由として、
(1) 中国古代の言語で書かれている。
(2) 技術や思想等々は、正確に記述することが非常に困難。
(3) 当時の医家の階級や社会性から、無意識に、あるいは故意に、暗号的表現をする可能性がある。
以上のことを考慮して私たちは、古典医学書から鍼灸医学の叡智を学ばなければなりません。

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