★食養・食育 その1−牛乳

ホリス治療院発 “「知っている」から「やっている」へ〜”を応援する智恵・・・
2007.7.26



■今回のテーマ

▼△ 食養・食育 その1 牛乳 △▼

こんにちは(^^)
栃木県宇都宮市にあるホリス治療院です。

今年は猛暑の予測が大幅に変更され、天候不順な涼しい夏になりそうですね。
野菜やお米の成長がきになりますが、よい夏になりますように・・・。

さて、今回のテーマは、食養・食育 その1―牛乳について本編始まりデース。


■自分の中に“ものさし”を作りましょう!


健康に関心のある人が増え、また自分はどう死にたいのか…!

を考える人が増え(!?)、世の中に、色々な情報があふれています。

「○○が健康に良い!」

「△△が目に効く」

等の話題から、医療現場での二極化された情報に至るまで、テレビ、ラジオ、インターネット、雑誌、口コミ...と嫌という程、情報を集めることが出来ます。

これは、とてもよい反面、多くの場合は戸惑いとなり、結局、訳がわからず、ウロウロしてしまう事も多々あるようです。

医療の世界に限った事ではなく、どの分野においてもそういった現象が起きている…と言われているようです。

最近、読んだ本に、面白い事が書いてありました。(以下抜粋します)

“『信じること』と『信頼』は違うということについて説明しましょう。『信頼』は理解に基づき『信じること』は解釈に基づいています。人が何かを信じるとき、それは、そのものを知らないからです。『月や太陽があることを信じる』と誰が言うでしょう。自明のこと、人が自分の体験から知っていることは「信じる」必要がないのです。そして、知らないもの、確かでないものに依存しようとするとき、『信仰』が生まれます。”


この文章から連想される事は、日常の中にも色々あるかと思います。
健康な時には、病気や、自分の身体と自然界との関わりについて、考えることはなかなかありません。

また、学校教育の中においても、そのような機会は少ないようです。
ですから、自分や家族が病気になって初めて直面し、慌ててしまうのではないでしょうか?

闇雲に覚え、信じてしまう…という事は誰もが沢山やってきた事と思いますが、理由や、得ている結果はどうなのか?
ありのままを見ていきたいものです。
そうして得た“自分の中の見えないものさし”が、この情報過多時代を乗りきる知恵になってくれる事を切に願うこの頃です。


今回は、【牛乳】について考えてみます。「牛乳信仰」とも言うべき現状は根強く浸透しているようです。自分や特に小さい子供達にとっての適量を再確認しましょう。

@「牛乳は吸収が良い」・「カルシューム等の栄養が豊富だ」

このことは、本当でしょうか?

厚生省の国民栄養調査によると1950年では、日本人一人の一日カルシューム摂取量は、27mgで、1970年では530mgに増えているそうです。
ちょうど牛乳の消費量と比例関係にあるようです。
しかし、厚生省の患者調査によると1965年の10万人対して骨折する人は、75人であったのが、1993年には、122人に増加しています。
骨折する人が実に約1・6倍になっています。

このことから、牛乳を飲むことにより、カルシュームは吸収しているのか、
また、この牛乳カルシュームで骨が丈夫になっているのか、疑問に思うのが自然です。

このことからも牛乳からのカルシューム吸収は、非常に悪いことが想像できます。
 

また、牛乳の処理、質の問題があります。
日本の牛乳・乳製品の約90%は、超高温熱処理法によって処理されています。
この超高温熱処理法で処理すると、乳酸菌等の有益な菌は死滅してしまい、有害菌の大腸菌等を抑える効果がなくなります。
その上、カルシュームが結晶化してしまうので体内に吸収されにくくなってしまいます。
 

人間の血中カルシューム濃度は、9〜11r/gで一定を保たれています。
牛乳を飲むと一時的にこの血中カルシューム濃度はあがります。
一定を保つためには、腎臓から吸収されすぎたカルシュームを排出しなければなりません。
その時に、マグネシュームも亜鉛も鉄も他のミネラルもいっしょに排出されてしまいます。
かえって栄養の流出につながる訳です。
急にカルシューム濃度を高くすると、反動で余分なカルシュームとともに必要なカルシュームや他の栄養素まで排出してしまいます

つまり、骨を強くしようとして、牛乳を飲んでいたのが、本当は、骨がスカスカになる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を引き起こしていたとも言えます。


牛牛は、1,2年で大人と同じように成長します。
人間は、15〜20年かけてゆっくり成長します。
牛乳には、早く成長させるために、たくさんの栄養が入っています。
人間には余分な成分といえます。
人間に多量の余分な成分が入っても消化不良をおこし、体外へ排出してしまうだけです。
そのために肝臓や腎臓に負担がかかってしまい、かえって身体をこわしてしまう原因になります。


また、米国の栄養学の本の中には、牛乳や乳製品からのカルシュームは、30%くらいしか吸収されないとするものもあるようです。
今、アメリカでは多くの小児科医は、子供たちに低脂肪のスキムミルクさえ1日コップ1杯以上は飲ませないほうがいいといっているようです。


A日本人は、農耕民族であり、牛乳を常食していませんでした

この50年くらいで急に常食するようになったのです。
人間の身体は、急に変化しません。
牛乳には、乳糖という物質が入っています。
この乳糖は、腸粘膜内で乳糖分解酵素によって分解され、腸から吸収されます。
日本人の75%の人がこの乳糖分解酵素を十分に持っていません。
古来より牛乳、乳製品を取っていた放牧民族とは違うようです。(放牧民族も今の日本人のように毎日牛乳を取ってはいなかったようですが。)

この乳糖分解酵素が十分でないと、牛乳を飲んだときに下痢をしたり、お腹が張ったりします。

また、腸の働きが弱り、便秘になったりします。
そして、牛乳に含まれているビタミン、カルシューム等、様々な栄養素とともに、腸内に含まれている栄養素も便として体外へ排出してしまいます。


現代日本人は、「栄養過多の栄養失調である」と常々言っています。

つまり、動物性蛋白等は余分に取りすぎており、ビタミン・ミネラル等の微量栄養素が欠乏する傾向にあるようです。牛乳はこの傾向を増長する食品と言えそうです。
その結果、身体の不調をきたし、様々な病気を引き起こします。
この傾向は、若年化しています。
30代で脳血管障害や心筋梗塞等の動脈硬化による病気になる人が増えています。
また、肥満等が由来する病気も小学生からみられるようです。


B特に強調しておきたいのが、牛乳アレルギーの問題です。

牛乳の蛋白質は、胃腸内で加水分解され、ポリペプチドを経てアミノ酸にまで分解されて吸収されます。
が、人によっては、アミノ酸になる前の段階で吸収されることがあり、それが腸管を通り抜けて、 血液中に入ります。

特に腸管が十分に発達していない小児に起こりやすいのです。

このようにして吸収された牛乳蛋白は、異種蛋白として抗原となり、拒否反応を起こします。これが、牛乳アレルギーです。

また、牛乳にはたくさんの蛋白質が含まれますから、ヒスタミン等のいろいろな毒物も出来るわけです。
鼻づまり喘息アトピー性皮膚炎潰瘍性大腸炎等を起こすアレルギー体質を子供の時から作ってしまいます。

まとめ
●乳製品や卵はアレルギー疾患の素因をつくる!!!


食べ物が豊富にある国の子供に、他の豊富な動物蛋白とともに、牛乳が身体によいからとたくさん飲ませるのは間違っています。

最近の研究発表の中には、乳糖は白内障と関係が深いとか、乳蛋白は関節炎とか呼吸器系の病気をつくりやすい等々があり、最近の米国の学者たちは牛乳・乳製品をむしろとらないようにすすめています。



「牛乳信仰」の危険性が認識できたかと思いますが、日々繰り返される牛乳賛美の報道やコマーシャルに惑わされないようにするには、自分の体験が必要です。

是非、3〜4ヶ月間、『牛乳・乳製品断ち』をしてみて下さい。必ず結果がでます。
その上で、体調をみながら嗜好品として牛乳・乳製品を楽しむのがベターなのではないでしょうか。
 
また、緑黄色野菜では、ブロッコリー、ほうれん草等は乳製品よりカルシュームの吸収がよいという研究発表もあります。
小魚、海藻類にもたくさんカルシュームがはいっていますが、吸収が悪いといわれます。
しっかりかんで食べ、吸収されるようにしたいものです。



■編集後記

ホリス治療院の金井進です。
今回のテーマ「食養・食育その1ー牛乳」はいかがだったでしょうか?

補足していきますと、私たちが「牛乳断ち」を勧めるようになったのは、この鍼灸の仕事を志してからすぐに諸先輩方に教わってからです。
ホリス治療院を開業してからもずっと、この「牛乳断ち」の指導をさせて頂いております。

特に、アレルギー疾患(小児喘息、アトピー性皮膚炎etc)の乳幼児の患者さんには、しっかりやって頂いております。

また、疳の虫の強い子多動的傾向のあるお子様で、「隠れアレルギー」の反応がある場合も同じように徹底して頂きます。

この「牛乳断ち」も臨床の中から確信を持っている食養・食育指導の1つです。
これからも臨床経験から導き出した食養・食育を提案していきます。
お楽しみに・・・わーい(嬉しい顔)


さて、こんなニュースが流れてきました。

(朝日新聞) 2007年7月24日(火)11:58

04年にインフルエンザ治療薬「タミフル」の服用後、異常行動を起こして死亡した男子高校生(当時17)の遺族が、厚生労働省所管の独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」(東京都)を相手取り、因果関係を認められずに精神的苦痛を受けたとして、慰謝料100万円の支払いを求める民事訴訟を、岐阜地裁高山支部に近く起こすことが24日わかった。


★コメント
亡くなった方のご冥福とタミフルの被害にあった方とそのご家族が一日も早く癒されることを願っています。

タミフルの事件を見聞きし、必要な薬と不必要な薬の鑑別は私たち患者側にも求められると感じます。

医療者サイドからの一方的な医療ではなく、患者サイドもある程度勉強が必要ですし、医療者サイドも患者さんにわかりやすいような表現の勉強をするべきだと思います。

お子様の治療をさせて頂いて痛感するのは抗生物質をはじめとする不必要な対症療法的な薬を安易に処方する、服用する傾向が多々見られます。

病気になったときにも、子供の身体つくりを考えた治療方法を選択したいものです。
詳細はこちら⇒小児治療の必要性


どうぞ、ご自愛ください。


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★ホリス治療院は、入江FT(フィンガーテスト)による鍼灸治療を中心にカイロプラクティック、モーション・コントロール(当院独自のフィジカルテラピー)を併用したホリスティック医療で皆様の健康を推進する栃木県宇都宮市にある治療院です。

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