2007.1.7
■今回のテーマ
▼△ 七草がゆ △▼
あけましておめでとうございます。
昨年はホームページ「ホリス治療院」の開設や本メールマガジン発行等々の新しい試みを始めました。
今年も皆様のお役立ち情報を発信していきますので、ご愛顧のほどよろしくお願い致します。
現代では、正月の豪華なおせち料理やお酒の飲みすぎ等々で「脾胃の疲れ」(胃腸の疲れ)を取るためにも実践したい習慣だと思います。
東洋医学では、胃腸の疲れというと「李 杲(り こう)」(1180〜1251年)という人が
【脾胃論】
を提唱しました。
李 杲(り こう)は、古典医書である「内経」「難経」を研究するもうまく成果が出せなかったそうです。
そこで、李 杲(り こう)は、以下の要因によって病気は引き起こされると考えました。
・精神的な刺激
・飲食の不摂生
・生活の不摂生
・寒暖の不摂生・・・etc
そこで、上記の病因が、人の「元氣」を奪い、内傷を引き起こすという【内傷説】を唱えました。
内傷説の重要なポイントは、脾と胃であって、脾と胃が傷害を受けると百病が生じるとしたことです。いわゆる
【脾胃論】
です。
病気の治療としは、脾と胃の元氣を補う「補剤」をよく使用したので、「温補派」と呼ばれています。
話を私たちの生活に戻しましょう!
脾と胃を冷やす生活が非常に多くなってきています。
例えば、冷蔵庫の普及があり、冬でもアイスを食べたり、氷入りのジュース、よく冷えたビールを一気に・・・などなど・・・。
また、夏場からクーラーや冷えた飲食で冷えた「脾胃」が冬にもっとダメージを受け、お正月の暴飲暴食でダウン(−−;)なんてことも。
症状としては、
・急性の痛み・・・ぎっくり腰や寝違え等々
・慢性の痛み・・・肩こり・頭痛・膝の痛み
等々の筋骨格系の不快な症状や痛みが脾胃の傷害が病因だったりもします。
また内科、婦人科系の病気にもなりやすい体質の病因であったりもします。
近年女性に急増中の生理痛、生理不順、子宮筋腫、卵巣膿腫等々や男性ですと前立腺肥大や前立腺がんの病因で脾脾からくるものが、多いように感じています。
特に今の時期の脾・胃の疲れは、春先の花粉症に大きな影響を与えたりもします。
現代でも脾胃論から学ぶことはたくさんあります。
私たちが病気になると、
「精をつけるためにステーキを食べよう!!!」
な〜んて元気になる食事として「肉食」をあげる人がいらっしゃいますが、これは要注意です。
反対に、七草がゆのような野菜中心の粗食が元気になる早道かもしれません。
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
★☆★ 東洋医学 de メンテナンス ★☆★
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
「身体が疲れたら、脾・胃の疲れを考えてみましょう!」
七草がゆだけでなく、週に一度の粗食Dayや、プチ断食など、脾・胃をいたわる生活習慣にしましょう!
■編集後記
疲れや病気などのときに、栄養学的に栄養豊富なものを食べようとする傾向があります。
その結果、ますます身体が疲労(胃腸への負担増)ということになり、悪循環になることが多々あります。
栄養学と身体の機序とのバランスはこれからの課題かもしれません・・・。
数年前の話ですが、末期ガン患者さんを診療しているときのことです。
体重が減ってきていることを患者さんは非常に気にしておりました。
そこで、患者さんが西洋医学の主治医に訴えたところ・・・
「アイスを毎日食べれば太るよ。」
と医師に指導され、患者さんは一生懸命アイスを食べ、一気に身体が衰退するということを経験した事があります。
(実は、この患者さんは週に1回の鍼灸治療をさせて頂いていたのですが、入江FT(フィンガーテスト)で非常に「寒邪」が入った状態が検出され、患者さんの不調が多くなったので、聞きただしたところ、アイスを食べているのが判明したんですけどね。)
確かにアイスは栄養学的には高カロリーな食べ物かもしれませんが、それでは体調を崩すのは目に見えている・・・。
木を見て森を見ず・・・
という治療や指導が多いのかもしれません。
今回は、脾胃論を取り上げましたが、体調が崩れたときに、
「臓腑(内臓)を休ませてあげる」
という発想も取り入れてみてはいかがでしょうか?
では、今回はこれまで。
どうぞ、ご自愛下さいマセ。
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
★あなたの質問、ご意見やアドバイスを送って下さい。
みなさんの意見を、このメルマガ誌上でたくさん紹介したいと思います。
★ホリス治療院は、入江FT(フィンガーテスト)による鍼灸治療を中心にカイロプラクティック、
モーションコントロール(当院独自のフィジカルテラピー)を併用したホリスティック医療で、
皆様の健康を推進する栃木県宇都宮市にある治療院です。
