さあ、ここから、いよいよこれらの背景をもとにして、未来へ向けて世間一般の流れを予防医学とアンチエイジングを通して、述べてみようと思います。
一般的に予防医学、アンチエイジングといっても、それぞれの価値観により、様々な予防医学、アンチエイジングが唱えられています。
ここでは予防医学3原則を紹介していきましょう。
■予防医学の3大原則
(1) 入れない
(2) 出す
(3) 入れる
良心的な医療者、セラピストなら、この順番を必ず提案しています。
(1)入れない
・・・というのは、身体に害を及ぼすと思われるもの、わかっているものは、極力避けましょう!
ということです。
自然派・・・とか、健康食品オタク・・・とかを冷やかす前に、便利な世の中の仕組みを知っている方は、自然な行動の一環として避けているものです。
食事や食品は容器も含めて、自分の意思でコントロールしやすいので、話題にのぼりやすいですね。
身近な所で、水や日用品(シャンプー、歯磨き剤、洗剤、化粧品、整髪料、芳香剤・・・etc)、タバコ、有害電磁波や建材などは、代替品を探す事ができ、一般的に紹介されています。
1. 経口・・・口から入るもの
2. 経皮・・・皮膚から入るもの
3. その他・・・有害電磁波等々
(2)出す
・・・デトックス!!!という言葉も、今ではあちこちで言われはじめています。が、東洋医学では、昔から重要視してきたことです。
「排毒」「オ血処理」と言われ、まず滞ったものを出すことが、先決だと言われてきました。
一般的には、汗、尿、便、涙、鼻水などの排泄を指しますが、鍼灸医学では、「オ血」という概念で、簡単に動かなくなった古い滞りなどを捉えています。
例えば、コップの水が満タンになっていたとします。良いものを入れたいと思ってもコップの水を空けなければ入れるスペースがありませんから・・・。
(3)入れる
・・・とは、身体にとっての栄養素や美容面での皮膚に対するアプローチなど様々です。本来、出すべきものを排泄し、新陳代謝しているからこそのアプローチです。また良質で、個々にあったものを入れることで、益々、新陳代謝を良くすることもできるアプローチとも言えます。
必要なものを入れることで、解毒や排泄が促されることもありますが、「オ血」という形として見えない滞りには、「排泄されたものの質」が問われているのです。
■アンチエイジングの2つの概念
予防医学も、アンチエイジングもその手法を見たときに、概念として、大きく2つに分けられると思います。
(1) 人間機械論にのっとり、有形のパーツ交換、補充の発想を使う方法
1.パーツを整えるための外科手術
最近アメリカの映像でみてショックだったのは、幹細胞を使い、自分の新しい「耳」をネズミの背中で培養して作らせる・・・というものでした。
※幹細胞とは、体のどの細胞にも成長することができる未分化の細胞です。
シワシワになった老化した耳を、できたてホヤホヤの耳と交換する・・・という感覚です。まさに人間の臓器を機械修理のようにパーツ交換するという考え方、方法です。

2.薬剤・・・ホルモン剤等の投与、注射
また、ホルモン補充療法は、足りないホルモンを合成し、補充しましょう・・・という感覚です。しかし合成ホルモン剤が及ぼす人間への影響はまだまだ研究中としか言えません。しかも、子孫への影響や補充した合成ホルモン剤が尿や便によって排泄された後の地球への影響はちょっと恐ろしいものがあります。
(2)今あるものを、最大限に活かす試みに挑戦する方法
★外的アプローチ
1.鍼灸などのように“目に見えない”経絡ルートを皮膚上から読み取り、バランスを取り戻す試み
2.他動運動・・・自動運動と対になりますが、
・他から動きを見てもらうことにより、自分で気づかなかった動きのブロックを発見できる
・自分では力を入れない!!という「抜く」ことを覚えながら、筋力を上げていく方法
3.A)栄養サプリメント(俗に言うビタミン・ミネラル等々の微量栄養素)
B)ハーブサプリメント(昔から薬草と呼ばれてきたものを加工して、安定した製品内容を維持)
※カプセル、基剤等々も良質なものを使用しているメーカーを選びましょう!!
※海外では、薬ではない活性物質を摂取することにより肉体年齢に働きかけるものもある。
4.A)スキンケア&メイクアップ
B)ヘアケア
※安全なものを使用して、より本来の自分らしさ、良さを引き出す!!
★内的(自律的)アプローチ
1.肉体を鍛える
日本はアメリカより10年遅れ・・・と言われますが、強く、しなやかな筋肉をつけれるように、信頼できる専門家に相談しましょう!(自動運動)
2.心を鍛える
時代は「個」へと突入し、「他」との違いや特徴をハッキリと浮き立たせ、その上で「個」の豊かさ意識と社会とのバランスを取ろうとする方向に歩き出しているように感じます。
自分を知る「旅」を、今では、色々な角度からとらえ、統計解析し、体系化されているものが、出てきています。
3.社会参加でコミュニケーションをはかる! ライフワークを生きる! 住環境を整える!
等々、“目に見えない”分野を充実させていく試みがあります。
■健康投資の基準
一般的な流れをご紹介してきましたが、時代は「個」へと突入し、「他」との違いや特徴をハッキリと浮き立たせ、その上で個の豊かさ意識と社会とのバランスを取ろうとする方向に歩き出しています。
戦後、長い間「相互扶助」として最低限の医療を受けられる権利もうまく機能しなくなってきている中で求められている健康投資。「健康」とは、かつてのように、命が助かった後から死ぬまでの長い人生の時間を考える余裕のない処理ではなく、自分らしく「死ぬまで生きるための選択」の数々を含めた健康へと変化してきています。二極化が進んでいる現代の中では、プラス自分以外に、支えるパートナーの考える「投資」への価値観がダイレクトに家族全体に影響を及ぼしてくることを現場では痛感しています。
時代としては「個」へ向かっていると、述べましたが、「これからの健康」を考えるときは、
下記図1に示すように、最低でも大きな3要素を含めて考え、決断する事が、求められていると思います。

21世紀は、自分、相手(子孫)、そして地球の3つが同時に助かる手段を投資先に選べるか?!
が決め手になっていくでしょう!!
この3つが重なるところを射抜く健康投資を同時に考えると良いと思います。
■ ホリス治療院の考える・・・
―考え方、捉え方―
“不快症状、病気は、身体からのメッセージ!!”(として受け止めてみよう!!)
個に向かっていながら、全体を・・・?
「個」を知り、「周りとのバランス」を観、その上での最善を探る旅・・・。
旅の途中で、身体を通して、本当に色んなメッセージを受け取ることができるものです。
本来、西洋医学、鍼灸医学、問わず、患者さんに施される手段は全て、
「治るためのきっかけ作りであること!!」
を思い出して頂きたいと思います。
不快症状や病気を通し、上手にメッセージを受け取れると、その後の人生は、以前より楽になっていくことを多数体験しております。
「何かを知らせるため」に、
を、身体が不快症状や病気として出してきているのですから、化学合成された強い作用のお薬を使い、不快症状(例えば、痛みや熱)を、半強制的に無理に取り除くことは、「声(インナーボイス)を無視している!」と身体から判断をくだされます。
ですから、いずれ「身体が動けなくなる程のストップをかけられること(つまり大病)になってしまうのです。
これは、宇宙の真理、ルールなのかもしれませんが、臨床の現場では、患者さんがおかれている社会的なお立場があることを前提に対応することになりますから、「宇宙のルール」ではなく、『人間が考えたルール』上では、まだまだストレスが多い状況があることもジレンマですね。
うまくお付き合いしたいものです。
