背景3.地球環境の変化&生活環境の変化

この問題はあらゆる角度から見ますと、幅が広くなってしまうので、日ごろの臨床の中で、身近に関係するところを、現場の視点から紹介します。

(1) 「身体の中で、最大の臓器は皮膚である!!」
東洋医学、特に鍼灸医学の場合、人体の一番外側にあって、一番大きな臓器でもある『皮膚』から多大なる情報をキャッチしていくことから始まります。そして、東洋医学的診断のもと、フィードバックしていくのですが、『皮膚』を人体中の最大臓器と見る人はあまり多くありません。大人で、体重の15%で表皮・真皮が3kg、皮下脂肪6kgほどです。表面積 1.6uで、厚さ(0.6mm)の巨大な器官です。そして通常、6項目の働きを自動的に行い、身体の恒常性を維持している防衛システムであり、排泄にも欠かせないところなのです。

※ 皮膚の働き=皮膚は内臓の鏡!と言われています!!!
(1) 身体の保護作用
(2) 体温調節作用
(3) 分泌排泄作用
(4) 呼吸作用
(5) 再生作用
(6) 感覚作用(仮説:原始信号系の送受信作用)

だからといって、特別に強調するわけではありませんが、人体に有害になるものの中でも、毎日皮膚に触るもの、肌につけるものに関しては、私たちは非常に重要視しています。

それほど、理不尽なリスクを負っていることも知られていない状況です。

周知の事実ですが、私たち個々人をはじめ、全体を取り巻く地球環境も、ここ60年の間に最悪な状態にまで汚染されてきてしまっています。

特に、有害な化学合成物質は近代独特の産物であり、皮膚や身体のもつ、恒常性維持機能(ホメオスタシス)の許容範囲を超えてしまっています。

賛否両論あるようですが、特に日本においてはドイツの基準値からすると2度と足を踏み入れてはいけない・・・汚染地域になっていると言う学者さんもいるほど汚染されているようです。

 

アトピー性皮膚炎喘息花粉症をはじめとするアレルギー性疾患難病奇病うつ病などが増えていていますが、これらの病気は

「地球や身体からの奥底の悲鳴!!」

とも受け止められます。

(2) またライフスタイルの変化として、調理器具(電子レンジ等々)、自動車や電車のような便利な道具が満ち溢れ、身体を動かすことなく生活する時代は、人類史上近年しかありません。

数億年以上も昔から身体を動かして生きてきた私達が、全く身体を動かさず一日中パソコンに向かうという異常な時代になっています。

また昼夜の区別なく生活するライフスタイルは人類が経験したことのないライフサイクルになっています。この事により、体内のホルモンバランスが大きく崩れていく要因にもなっています。

(3) 最後に、地球上における資源の枯渇化の問題。

これは、今主流になりつつある「サプリメント」への要求が高まっていることの源の問題です。

何と言っても、それなりの歴史がある地球上の栄養分を先人が食い尽くしてきたのですから、後世に生まれた私達が、先人と同じ恩恵を地球から受けることは難しいのです。

特に日本では・・・。

昔の日本人が、1頭のクジラの命を余すところなく使い切って、循環させていた時代に比べたら、とりたい放題とっては循環のサイクルに乗せず、食いつぶしていった歴史は短いのかもしれません

。また世界的に増加した人口は、1800年代は約8億人。それが、100年で倍の約16億人。その60年後の1960年には倍の32億人。そして現在は65億人を超えています。実に約40年で倍増!!という恐ろしい状態になっています。

食べ物だけでなく、量産に主眼をおき、質的に空虚なものを多く摂取してきたツケは必ず回ってきてしまうのではないでしょうか?

1800年代 1900年 1960年 現在
8億人
(100年で倍増→)
16億人
(60年で倍増→)
32億人
(40年で倍増→)
65億人
(増え続けています)
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